※この記事には『クワイエット・プレイス』のネタバレが含まれます。
音を立てたらやってくる「アレ」はジョンが熱演
低予算ながら全米のオープニングで50億円以上を稼ぎ出し、世界中で大ヒットを記録しているホラー映画『クワイエット・プレイス』で監督を務めたジョン・クラシンスキー。
妻であるエミリー・ブラントとともに夫婦役として主演も務めたジョンが、別の役でも劇中に登場していたことが発覚した。
先日、ジョンがトーク番組『ジミー・キンメル・ライブ(Jimmy KimmelLive)』に登場した時に、司会者のジミー・キンメルがある写真を公開。
『クワイエット・プレイス』の撮影中に撮られたものだという写真には、監督にしても、主演のキャラクターにしても、明らかに異様な格好をしているジョンが写されている。
じつはこれ、なんとジョンが「音を立てたらやってくる“モンスター”」役を演じている時のもの。
この写真によって、ジョンが監督と主演に加えて、登場人物の一家を襲う物語で重要な鍵を握るモンスターを演じていたことが暴露された。
写真に収められた時のジョンは「役に完全に入り込んでいる」状態だったといい、「すごく恥ずかしい」と言いながらも、ジョンがモンスター役を演じるまでの経緯を話した。
ジョンが監督としてモンスターの動きなどを確認している時に、「(CG合成のための)スーツを着ちゃえば?」と勧められたことから、モンスターのひとりを演じることになったという。
主演、悪役、そして監督という映画づくりにおけるもっとも重要なポジションをすべて受け持ったジョンの映画は見事大ヒット。
ホラー映画として記録的な成績を収めるなかで、ジョンは「ポスターを見たら気味が悪いホラー映画だと思うけど、本当は子供たちへのラブレターなんだ」と、『クワイエット・プレイス』は、ホラー映画である一方で、音を立てたらやってくる「アレ」から子供たちを守るという家族愛が隠れたテーマであることも明かした。(フロントロウ編集部)