人気俳優のジョニー・デップが、水俣病が題材の新作映画『ミナマタ(原題Minamata)』の撮影のために2019年1月から日本を訪れる予定だと報じられている。(フロントロウ編集部)
今年9月に来日を果たした俳優のジョニー・デップ。彼はこの度、新作映画『ミナマタ(原題:Minamata)』に出演することが決定。
この映画の原作となったのは、カメラマンであるユージン・スミスの『写真集 水俣』。『写真集 水俣』は、熊本県水俣市で工業排水に混じってメチル水銀が海に流失し、魚や貝を通じて人の体に取り込まれ、多くの人を苦しめた水俣病の実態を捉えている。
ジョニーは『ミナマタ』で、水俣病の患者や家族たちの暮らしや戦いを記録したカメラマンのユージンを演じる。撮影は来年1月から開始される予定で、日本とセルビアで行われると米Dead lineが報じている。
その『ミナマタ』の撮影が日本で行われるため、ジョニーが来日。水俣病という深刻な題材をもとに、ジョニーがどのように演じて世界に発信するのか注目が集まる。(フロントロウ編集部)