LAのヒップホップ・クルー「オッド・フューチャー」のリーダーで、ストリートカルチャーのアイコンとして絶大な人気を誇る、ラッパー兼音楽プロデューサーのタイラー・ザ・クリエイターが、米現地時間の10月25日未明、ロサンゼルス市内の路上で交通事故を起こした。
愛車のテスラ・モデルXを運転していたタイラーは、運転を誤り路上に駐車していた別の車に激突。通常販売価格1275万円と言われる彼の愛車は大破したものの、タイラーは無傷だった。幸い駐車中の車にも誰も乗っておらず、負傷者は出なかった。
この日、深夜遅くまでスタジオに籠り、作業をしていたというタイラー。事故後に更新したインスタグラムストーリーへの投稿では「いつもだったら22時半くらいには眠くなっちまうんだけど、めずらしく超遅い時間まで曲作りしてたら、こんなことに…。家路につく途中、一瞬ウトウトしちまった」と事故の原因が居眠り運転だったことを説明。
さらに、「俺はバカ野郎だけど、無傷で済んだぜ。落ち着いて後部座席から車を降りた」と続けたタイラーは、テスラ社のCEOであるイーロン・マスクに向けてこんな風にお礼の言葉を綴った。
「イーロンさん、高性能なエアバッグを搭載してくれてありがとう。よい一日を」
じつは、個人的にイーロンに憧れており、インタビューなどで熱い“イーロン愛”を語ったこともあるタイラー。2015年以降、何とかイーロンとお近づきになろうと、何度もツイッターを通じてイーロンに話しかけている。
テスラ車をオーダーしたことを報告した際を含め、過去2回ほどイーロンから返信をもらったことがあるタイラーだが、今回のある意味“体を張った”メッセージに対し、イーロンはどう反応するのだろうか。(フロントロウ編集部)