フェミニスト公言のメーガン妃が“本領発揮”
先日、初の長期外遊で訪れたニュージーランドのウェリントンの総督官邸で開催されたレセプションに、英王室のヘンリー王子とメーガン妃が出席。ニュージーランドで女性に選挙権が与えられて125年周年を祝う式典と夫妻の歓迎会を兼ねて開かれたレセプションで、メーガン妃がスピーチを披露した。
「女性が選挙権を持つようになって125周年の記念日を、みなさんと一緒にお祝いすることができとても誇りに思います。女性が投票する権利のために戦った女性たちが成し遂げたこと、そしてニュージーランドが世界で初めて女性の選挙権を実現した国であることを、世界中が称賛しています。
この特別な機会を楽しみにしつつ、女性の選挙権が実現した重要性、そしてそのことを象徴するものが与えるより大きな影響について私は深く考えました。なぜなら女性の選挙権はフェミニズムの問題ですが、フェミニズムは平等の問題だからです。
選挙権とは単に投票する権利だけではなく、自分の将来や自分が暮らすコミュニティの選択、世界との関わり、自分の声を届けることで世界の一部になることができるという基本的な人権でもあります。
女性の選挙権とは、女性が女性に投票する権利を得たというだけではありません。これまで人種、性別、国籍、性的指向などを理由に社会から疎外されてきた人たちが、自分の将来や自分が暮らすコミュニティの選択をすることができる基本的な人権なのです」
"Bravo New Zealand for championing the right of women to vote 125 years ago." — The Duchess of Sussex, as she and The Duke joined PM @JacindaArdern and @GovGeneralNZ Dame Patsy Reddy to celebrate the 125th anniversary of women's suffrage in New Zealand. #RoyalVisitNZ pic.twitter.com/zpFhyPiE8r
— Kensington Palace (@KensingtonRoyal) 2018年10月28日
ヘンリー王子と結婚する以前から熱心に女性の権利を訴える活動に参加し、フェミニストを公言するメーガン妃が、今回のスピーチでその本領を発揮。言葉のひとつひとつから感じられるメーガン妃の揺るぎない意思に、世界中の女性たちから称賛の声が集まった。
ドレスも“フェミニスト”
じつは、スピーチをおこなった際にメーガン妃が来ていたドレスにも彼女らしいあるヒミツが。
この日、メーガン妃が着ていたドレスは、メーガン妃と同じくフェミニストであることを公言するデザイナーのガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)のものだったのだ。
着ている服のデザイナーもフェミニストを選ぶ徹底ぶりで、女性の権利向上に貢献した。(フロントロウ編集部)