つい先日リリースされた「Taki Taki」でスペイン語による見事なラップを披露したカーディ・B。南米出身の両親を持つカーディは、今回の新曲「ミ・マミ」でもラテンスピリット全開のラップを聞かせてくれた。
カーディがフィーチャリングしたのは、ドミニカ共和国出身のラッパー、エル・アルファの曲。タイトルからもわかるとおり、今回は英語一切なしの完全スペイン語による新曲がリリースされた。
カラフルなモチーフのミュージックビデオに映されるのは、派手な衣装に身を包んだエル・アルファと、パステルピンクのヘアスタイルをしたカーディ。白いランジェリーを纏いながら歌う、カーディらしいセクシーな姿とは逆に、ラップ自体はゆったりとしたメロウな仕上がりとなっている。
有名アーティストとのコラボが多いカーディだが、そんななか今回タッグを組んだのは、ラテン系若手ラッパーのエル・アルフィ。その背景には、才能があるのにもかかわらず、ドミニカ共和国出身のアーティストにスポットライトが当てられることが少ないという実情が関係している。
父親がドミニカ共和国出身であるカーディは、自身のインスタグラムライブで、「私たち(ドミニカ出身のアーティストら)が作る音楽は最高。来年はビルボード・ミュージック・アワードとかラテン・グラミー賞で、ドミニカ共和国出身のラッパーがノミネートされるようになりますように」と、同じ文化背景を持つ若手アーティストたちの活躍を後押しするようなコメントを述べた。
(フロントロウ編集部)