マクドナルドが「野菜」を販売
英マクドナルドが、クリスマスイブに来店した人を対象にパックのベビーキャロットを提供することを発表。
ハンバーガーやフライドポテトなどのいわゆるジャンクフードを販売するマクドナルドが、なぜ家族が集まるホリデーシーズンの時期で、しかもクリスマスイブという特定の日に、わざわざニンジンだけを配るのか。
その理由がこの動画によって明かされると、一部では涙を流すファンもいるほど大きな反響を呼んでいる。
マクドナルドが公開した動画の主役は、クリスマスシーズンのお馴染みサンタクロース。
空飛ぶトナカイが引くソリを滑らせ、サンタクロースは世界中の良い子の家にプレゼントを届けているのだけれど、サンタクロースとトナカイはなんだか不満そう。
なぜなら、行く家々で子供たちはサンタクロースのために食べ物を残しておいてくれるけれど、サンタクロースが探しているニンジンは置いていないから。
どうやらサンタクロースは、世界中を駆け回るトナカイたちにニンジンをあげたいようなのだが、残念ながらニンジンを置いてくれる家庭はなく、泣く泣くサンタクロースが「みんなごめんよ、またニンジンがなかった」と謝る始末。
どこにいってもニンジンが見つからず、トナカイたちはとうとう疲れ果ててソリの操縦も危うくなってきたその時、サンタクロースはマクドナルドの店舗を見つける。
サンタクロースはマクドナルドに立ち寄ってからトナカイのもとに戻ってくると、「ハッピー・クリスマス」と言いながら持っているバッグを開ける。
そこには「トナカイのおやつ(Reindeer Treats)」と書かれたベビーキャロットのパックがたくさん詰まっていた。
マクドナルドでゲットしたベビーキャロットをサンタクロースがトナカイたちにあげるシーンで終わるこの動画。
Our Christmas ad is here! Join us in getting #ReindeerReady pic.twitter.com/es7VhsMYhq
— McDonald's UK (@McDonaldsUK) November 18, 2018
今まで、クリスマスイブには子供たちがサンタクロースのためにおやつを置くしきたりはあっても、トナカイにはこうした”おやつ”がなかったことから、今回マクドナルドは、トナカイ用のニンジンとして、クリスマスイブにベビーキャロットを提供することにしたという。
そんなマクドナルドの粋な計らいに、「感動した」「泣ける」「最高のホリデーCMだ」というコメントが相次いで寄せられている。(フロントロウ編集部)