欧米の一般家庭とは少し違ったクリスマスの祝い方をすることで知られる英ロイヤル・ファミリー。
普段から庶民とはかけ離れた生活を送っているだけに、クリスマスに関しても普通とは異なる習わしがあるのは納得がいくものの、年末年始の太りやすい時期に、体重を気にしている女性にとっては少々残酷ともいえる一風変わったクリスマスディナーに関する“しきたり”が存在するのをご存知だろうか?
その“しきたり”とは、ディナーを食べる前と後に体重を測るというもの。
エリザベス女王をはじめとするロイヤルファミリーのメンバーは、それぞれアンティークの体重計で食事の前と後に体重測定を行うという。
ロイヤルウォッチャーのイングリッド・スーワードは英Graziaに、この奇妙なしきたりは1901年から約10年間に渡って英国王の座についたエドワード7世の時代に始まったものだと解説。
ロイヤルファミリーをはじめ民衆の健康にただならぬ感心を寄せていたと言われるエドワード7世は、宮殿でのクリスマスディナーに出席した人々がきちんと食事が摂れているかを確かめるために、この体重測定を行ったという。以来、その習わしがクリスマスの伝統として定着し、今もなお残っているのだそう。
クリスマスぐらいダイエットなど気にせずに食べたいものを好きなだけ食べたいと思ってしまうけれど、もしもディナーの前後に体重測定をしなくてはならないとなると…。
このちょっと厄介なクリスマスの“しきたり”に関しては、不要にも「ロイヤルファミリーの一員でなくてよかった」とホッとしてしまう人も少なくはないだろう。(フロントロウ編集部)