ジェイコブは『ハリー・ポッター』の誰と似ている?
11月23日公開の映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で、エディ・レッドメイン演じる主人公ニュートの友人を演じるノーマジ(※)のジェイコブ役を演じたダン・フォグラ―が、J.K.ローリングからもらった大切なアドバイスをフロントロウのインタビューで明かした。
※魔法が使えない人のこと。『ハリー・ポッター』シリーズではマグルと呼ぶ。
『ファンタスティック・ビースト』シリーズでは、メインキャラクターとして唯一、“普通の人”であるジェイコブを演じるダン。
『ハリー・ポッター』シリーズでは、主人公のハリー・ポッターの親戚ダドリー一家が“普通の人”として描かれたけれど、彼らはハリーを毛嫌いする魔法が大嫌いな人たち。一方のジェイコブは、心優しく、魔法使いのニュートと友人になり、クイニ―に首ったけになる、ダドリー一家とは正反対の性格の持ち主。
『ハリー・ポッター』の原作者で『ファンタスティック・ビースト』シリーズの脚本を務めたJ.K.が作った世界で、「良い“普通の人”」がメインキャラクターとして描かれるのは、ジェイコブが初めてということになる。
そんなキャラクターを演じるにあたり、ダンはJ.K.からジェイコブと『ハリー・ポッター』のあるキャラクターに関する、忘れられないアドバイスを受けたことを明かした。
「J.K.に初めて会った時に、すごくわかりやすい指導をしてくれたんだ。彼女はジェイコブのキャラクターを気に入っているみたいで、ロン・ウィーズリーを思い出すと言ってくれた。ロンはハーマーオニーと恋仲だし、相棒だし、おふざけもするし、ヒーローにもなる。僕はロンみたいな様々な感情があるキャラクターが好きだから、そうやって言ってくれて光栄だった。最高のアドバイスだったよ。ほかにも色々教えてくれたけど、これだけはすごく印象に残った」
J.K.は、ジェイコブの心優しい性格や、ノーマジでありながらも主人公ニュートと冒険を共にし、クイニ―と恋に落ち、様々な感情をあらわにする姿を、『ハリー・ポッター』シリーズには欠かせないキャラクターのロンと重ねて見ていた。
そんなJ.K.の言葉を頼りに役作りに励んだというダン。最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、ロンを思わせるまっすぐなジェイコブの気持ちと、一筋縄ではいかないクイニ―との関係が物語の行方を大きく左右することになる。(フロントロウ編集部)