※この記事には映画『キャプテン・マーベル』のネタバレが含まれている可能性があります。
『キャプテン・マーベル』に登場する「猫」の存在
『アベンジャーズ』などのMCU映画の新キャラクターとして新たに加わり、正式タイトルが明かされたばかりの映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の重要なカギを握る、映画『キャプテン・マーベル』の最新予告編が先日公開された。
『キャプテン・マーベル』でMCUとのつながりを示す重要な役割を務めるのが、サミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリー。
ほかのMCU映画が現代を舞台としているなか、同作は1995年が舞台となっているため、他の作品とは違いニック・フューリーは若く、トレードマークの失った片目も健全。
このニック・フューリーの失われた片目については、歴代20作品で語られたことはないのだが、ひょっとしたら『キャプテン・マーベル』の予告編に、その秘密が隠されているのではないかとファンが推測している。
そんな疑惑のシーンは、最新予告編の最後。ある建物の中にいるブリー・ラーソン演じるキャロル・ダンバース(キャプテン・マーベル)とニック・フューリーが、猫と戯れるシーン。
「なんて可愛いやつなんだ~!お名前はなーに?」とデレデレになるニック・フューリーをキャロル・ダンバースが冷ややかに呼びかけるというちょっぴりシュールなシーンは、一見すると、ニック・フューリーが無類の猫好きだということが発覚しただけのように見える。
または、これまでシリアスで完璧な姿しか見せてこなかったニック・フューリーだけに、若い頃はスキがあって人間らしかったことを示すシーンとも解釈できるけれど、これには大きな意味があるかもしれない。
「猫」の持つとんでもない可能性
というのも、もしこの猫が、キャロル・ダンバースが飼っているペットのチューイー(Chewie)だとしたら、ニック・フューリーの立ち回り次第でこの猫は大きな代償を与えかねない存在になるから。
コミックでは、猫の姿をするチューイーは、じつは宇宙人のフラーケンだということが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のロケット・ラクーンによって暴かれる。
フラーケンは、姿かたちを変えられる能力を持ち、テレポートができ、そして口には無数の触覚があり、しかもその口は惑星を丸ごと収納できるほどのスペースを保持できるというのだから、敵には回したくない相手であるのは確か。
脅威になりかねないフラーケンだけれど、キャロル・ダンバースには忠実であることから、もしフラーケンがキャロル・ダンバースの危機を察知すれば、相手が誰であろうと攻撃する可能性は十分にあり、ニック・フューリーの片目を失わせることも難しいことではないはず。
もしくは、無類の猫好きだと分かった今、ニック・フューリーが猫を守るために片目を失った可能性も考えられる。
あくまでこれはコミックに基づく推測なので、映画ではどう描かれるのかはわからないが、じつはすでに公開されている『キャプテン・マーベル』のポスターをよーく見てみると、ポスター左下に猫らしき姿が写っている。どんな形でさえ、この生き物が物語のカギを握っていることは間違いなさそう。(フロントロウ編集部)