シンガーのレディー・ガガが、性的暴行を告発された大御所シンガーのR.ケリーとコラボした2013年発売のシングル「ドゥ・ホワット・ユー・ウォント(Do What U Want)」の音源とミュージックビデオを、iTunesなどのストリーミングサービスから削除することを発表した。(フロントロウ編集部)

コラボしたことを謝罪&曲の取り下げを発表

 未成年者をふくむ複数の女性を洗脳し、「性奴隷」として自宅に軟禁していた疑いがあるR.ケリーについて、彼と過去にコラボしたことがありながら、これまでコメントを避けてきたレディー・ガガがついに沈黙を破った。

「私はR.ケリーによる性的暴行被害を告発した女性たちを1,000%信じ、味方します。私には彼女たちの苦しみや痛みがわかります。彼女たちの訴えはもっと広く知られるべきだし、深刻に受け止める必要があると強く思います。私が耳にしたR.ケリーに対する申し立てはどれも恐ろしいもので、弁解の余地がないものばかりでした。

私も性的暴行の被害者です。あの曲(「ドゥ・ホワット・ユー・ウォント(Do What U Want)」)とミュージックビデオを作った頃は、私にとってとてもツラい時期でした。トラウマを克服することができず、どこかに怒りをぶつけたくて、あのような挑戦的で挑発的なものを作りました。それが「ドゥ・ホワット・ユー・ウォント(ウィズ・マイ・ボディ)」(※)という曲だったのです。曲のタイトルを見れば、あの頃の私の考え方がいかに歪んでいたのかがよくわかると思います。
※「ウィズ・マイ・ボディ」の部分も入れて日本語に訳すと、「私の体をあなたの好きなようにして」という意味になる。

もしもまだ若かったあの頃の自分と話ができるなら、セラピーに行くことをすすめたい。そうすれば、トラウマを感じるような出来事を経験した時に生じる混乱や苦悩を理解することができたはず。仮にセラピーを受けられる環境になかったとしても、誰かに助けを求め、できる限り心を開いて正直に自分の置かれた状況について話すべきだったと思う。

過去に戻ることはできないけど、前に進むことならできるし、性的暴行の被害にあった女性や男性、性的指向や人種に関係なくすべての人たちをサポートすることもできます。私は自分のキャリアを通して、このスタンスを貫き通してきたつもりです。今回ここで話す機会を設けたのは、言い訳をするためではなく“説明”をしたかったからです。

実際に自分の身に起きないかぎり、(性的暴行の被害者の気持ちは)あなたにはわかりません。でも、私は自分の気持ちをちゃんとわかっています。それは、この曲をiTunesほかすべてのストリーミングサービスから削除し、彼(R.ケリー)とは二度と一緒に仕事をしないということです。

まだ未熟だったとはいえ間違った判断をしてしまったこと、そしてみなさんに話すのが遅くなってしまったことの両方について謝罪します。愛してる」

画像: twitter.com
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 長文コメントのなかで、自身も性的暴行の被害者でありながら“性”をテーマにした曲をケリーと発表してしまったことや、すぐに行動を起こさなかったことについて謝罪した。 

画像: コラボしたことを謝罪&曲の取り下げを発表

 ちなみに、この曲が“消える”ことを悲しむ一部のファンから、ケリーではなく実力派シンガーのクリスティーナ・アギレラとコラボした別バージョンを、オフィシャルとして採用することを提案する声が多く上がっている。(フロントロウ編集部)

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