現在公開中の映画『アリー/ スター誕生』でヒロインを演じたシンガーのレディー・ガガが、クリティクス・チョイス・アワードで大御所女優のグレン・クローズと「引き分け」で主演女優賞を受賞。(フロントロウ編集部)

「引き分け」でのW受賞に涙

 映画『アリー/ スター誕生』での演技が高く評価され、先日、授賞式が行なわれたゴールデン・グローブ賞にもノミネートされていたレディー・ガガが、アカデミー賞前哨戦のひとつであるクリティクス・チョイス・アワードで、映画『天才作家の妻 40年目の真実』のグレン・クローズとまさかの「引き分け」で主演女優賞を受賞した。

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 「引き分け」で2人の女優が同時に主演女優賞を受賞するというのは、もちろん異例中の異例。 

 プレゼンター務めた俳優のウィレム・デフォーが、「クレイジーなことに主演女優賞は2人いる」と最初にアナウンスすると会場からは悲鳴にも近い歓声が。先に名前を呼ばれたグレンは、受賞スピーチのなかで異例の引き分け受賞の喜びをこう語った。

 「引き分けでの受賞にとても興奮しているわ。言葉にできない。この業界ではよくお互いを競わせたがるけど、このカテゴリーに一緒にノミネートされた女性たち、そしてこの会場にいるすべての女性たちが、女性同士で称え合うことに賛同してくれると思う」

 グレンのスピーチが終わり、続けてウィレムの口から明かされた名前は、ゴールデン・グローブ賞で惜しくもグレンに敗れたガガの名前だった。感極まったガガは、名前を呼ばれた瞬間に両手で顔を覆って涙。

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 グレンと熱い抱擁を交わすと、時折涙で声をつまらせながら、家族や友人、そして『アリー/ スター誕生』の監督であり共演者の俳優ブラッドリー・クーパーへの感謝の気持ちを語り、最後はグレンと肩を組みながらステージをあとにした。

 ちなみに、今回のクリティクス・チョイス・アワードでは、リミテッドシリーズorテレビ映画部門の主演女優賞でも女優のエイミー・アダムスとパトリシア・アークエットが同じく「引き分け」でのW受賞を果たした。(フロントロウ編集部)

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