監修を手がけるコスメブランドのFenty Beauty(フェンティ・ビューティー)やランジェリーブランドのSAVAGE X FENTY(サヴェ―ジ・フェンティ)を大成功させているシンガーのリアーナが、父親のロナルド・フェンティを相手取り、裁判を起こしたと米TMZほか複数の海外メディアが報じている。
リアーナが実の父であるロナルドを訴えることとなった原因は、ロナルドがリアーナが商標登録している「Fenty(フェンティ)」の名前を使って、彼女に無断でさまざまな事業に手を出していたことが発覚したから。
ロナルドは2017年に「フェンティ・エンターテイメント」というタレント養成会社を勝手に発足。
ビジネス・パートナーが結託し、あたかも自分たちがリアーナのマネージメントを手がけているように触れ回ったうえで、何百万ドルにもおよぶ資金を出資者たちから調達していたとされており、その中には、リアーナがラテン・アメリカの国々で合計で15公演を行なうという、ありもしない計画をもとにした、1500万ドル(約16億円)という巨額の契約も含まれていたという。
さらに、「フェンティ」を掲げたリゾートホテルを展開しようと商標登録を試みたというロナルド。そんな父に対し、リアーナは、再三、商標の使用を停止するよう通告書を送ってきたが、ロナルドは聞く耳を持たなかったため、今回、親子間の問題を法廷に持ち込むことを決意した。
リアーナは裁判所に対し、ロナルドへの差し止め命令を請求しているという。
リアーナは、ロナルドが母モニカに対して日常的に暴力をふるっていたことを2009年に出演した米ABCのインタビュー番組『20/20』などで明かしており、一時期は疎遠だったことでも知られている。
ここ数年間の間に和解した2人は、リアーナが故郷バルバトスに里帰りした際に撮影した、ロナルドと一緒に写る家族写真を公開するなど、良好な関係を築いていると思われていたが、ロナルドの裏切り的行為により、2人の仲はまたもや険悪なものとなってしまったものとみられる。
2018年夏にリアーナが公開したロナルドとのツーショット。
娘の知名度やブランド名を利用して金儲けを狙ったロナルド。彼の“ダメ親父”ぶりは、リアーナの心を深く傷つけたに違いない。(フロントロウ編集部)