『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』予告編が解禁
トム・ホランドがスパイダーマン役を演じる映画『スパイダーマン:ホームカミング』の続編『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のティーザートレイラーが解禁。
同作は、4月26日公開の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後に公開されるMCU映画であり、MCUの新たなステージとなるフェイズ4の幕開けになる作品であるだけに、ファンから熱視線が注がれている。
そんな『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の予告編に見る、隠れメッセージや『アベンジャーズ/エンドゲーム』に関するヒント、そしてこれからのMCUの未来を細かく分析。
大きな小切手に「ペッパー・ポッズ」の文字
ジョン・ファブロー演じるトニー・スタークの右腕ハッピー・ホーガンが抱える大きな小切手は、アベンジャーズの戦いで被害を受けた人々を支援する団体Stark Relief Foundationのもの。
この小切手にはCEOを務めるトニーの恋人ペッパー・ポッズの直筆と思われるサインが記されているため、ペッパーは『アベンジャーズ/エンドゲーム』で生還した可能性がある。
アベンジャーズ・タワーが工事中
トム演じるピーター・パーカーがスパイダーマンとしてニューヨークの街を巡回している時に、人々の銅像がある建物の上部が一瞬映る。
この建物の背後で改装工事のような大規模工事が行われているのだが、この建物はアベンジャーズの基盤となり、以前はスターク・タワーと呼ばれていたアベンジャーズ・タワー。
前作『スパイダーマン:ホームカミング』で、ハッピーがトニー・スターク(アイアンマン)がアベンジャーズ・タワーを売却したと話すセリフがある。
ということは、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で工事するこのビルは、一体どんな建物になるのだろうか?持ち主は一体誰なのだろうか?
一部のファンの間では、このビルがファンタスティック・フォーの基地となり、ニューヨークに拠点を置くバクスター・ビルという建物になるのでは?と推測されている。
ピーター・パーカーのパスポート
学校の課外授業でイタリアのヴェネチアに行くことになったピーター。そのために必要になったパスポートで、困り顔で写ってしまったピーターの顔が見るものをクスっとさせたけれど、目を凝らすと…このパスポートには「年号」がない。
ピーターの誕生日が8月10日であることや、パスポートの発行日が7月19日で有効期限が7月18日であることがわかるけれど、年号は一切書かれていない。
余談だが、同作のプロデューサーのエイミー・パスカルが2017年に『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は、「『アベンジャーズ4』のストーリーが終わってから数分後から始まる」と米Fandomに話したことがある。
こうしたことから、もしピーターのパスポートの発行年が判明してしまえば、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のエンディングの時代が判明してしまうことになるかもしれない。
年号を記さなかったのはあえて舞台となる時代が分からないようにしたのか、それともネタバレを防ぐための処置なのか…。真相が気になるところ。
「Asm212」の船
ヴェネチアに到着したピーターたちが船に乗っているシーン。ピーターの親友ネッドの背後にある船には「Asm212」という文字が。一見何の変哲もないランダムな数字と英語に思われるのだが、じつはこれ原作コミックの巻数を表している。「Asm」は「The Amazing Spider-Man(アメイジング・スパイダーマン)」で、「212」は、予告編で明らかになった水のモンスター、ハイドロマンが初登場した212巻を表している。
The boat behind Ned in the Spider-Man trailer reads "ASM 212" -- aka Amazing Spider-Man #212, the first appearance of Hydro Man pic.twitter.com/x8NpCxHSr4
— Tristan Cooper (@TristanACooper) 2019年1月15日
スパイダースーツを持っていかない
前作『スパイダーマン:ホームカミング』や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、どこに行くにもスパイダースーツを肌身離さず持ち歩いていたピーター。
しかし、新作の予告編ではヨーロッパ旅行に行くにあたり、スーツはクローゼットに残したまま(結局、メイおばさんのご厚意でピーターはスーツも持っていくことになる)。ピーターがスーツを見た時の表情も、なんだか浮かないような…。
ファンの間では、『アベンジャーズ』シリーズで起きたなんらかの出来事が原因で戦う気力を失ってしまったのでは?といった憶測が広がっている。
果たしてそれは、ピーターが尊敬してやまないトニーの生死にかかわるものなのか?ファンの憶測は広がるばかり。
ベンおじさんにオマージュ
MCUの『スパイダーマン』では描かれてこなかったけれど、ピーターは自分の失敗によって育ての親であるベンおじさんを亡くしてしまうという悲しい過去を持つ。
そんな背景のオマージュとして、ピーターが使うバッグには、ベンおじさんのイニシャル「BFP(ベン・フランクリン・パーカー)」が記されている。
「You’re all alone」
トニーの右腕であるハッピーが言う「You’re all alone」というセリフ。日本語字幕だと「君ならやれる」と翻訳されるのだが、前後のセリフを関係なしに直訳するなら「君は孤独だ」という意味になる。
この「孤独」という言葉はひょっとして、他に任務につくヒーローがもういないということなのだろうか…、それとも、単純にヨーロッパにいるアベンジャーズがいないということだけなのか。意味深なセリフにヤキモキするファンが続出中。
黒いスパイダーマン
アイコニックなレッド×ブルー(またはブラック)のコスチュームから一変、全身ブラックにゴーグルを着用したステルス・スーツと思われるコスチュームを着ているシーンもチラリ。
サミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーが用意したコスチュームだと推測されるスーツは、原作コミックの『スパイダーマン・ノワール』にインスパイアされているともいわれており、これが新たなヴィランと闘うピーターを救うパワーになるのかもしれない。
期待がかかる映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は、7月5日全米公開、2019年夏に日本公開される。(フロントロウ編集部)