5年ぶりの来日で日本語連発!
ニューアルバム『DNA』の来日に先駆け、バックストリート・ボーイズのメンバー、ケヴィン、ブライアン、ハウイー・D、A.J.、ニックが約5年ぶりに来日。
空港で待ち構えていたファンの前で日本語を披露してファンを喜ばせたメンバー。
ついにバックストリート・ボーイズが来日
— フロントロウ編集部 (@frontrowjp) 2019年1月16日
「戻ってこれて嬉しいよ!」と5年ぶりの来日に嬉しいコメント!
ハウイー・Dの「ありがとうございますっ!」が流暢すぎて…@INTSonyMusicJP
pic.twitter.com/5dTqEbK9sa
インタビューでも、この時にハウイー・Dが言った「ありがとうございますっ!」が流暢すぎるという話で盛り上がり、会話は日本語の話に。
ケヴィン:「ハウイーは言語のエキスパートなんだよ」
ハウイー:「インターナショナル・ラバーだから(笑)」
ケヴィン:「ニックは奥さんからたくさん日本語を教わっているんだよ(※)」
※ニックの妻ローレン・キットは日本に住んでいたことがあり日本語が話せるそう
ニック:「そうなんだ。ヨロシクオネガイシマースとか、ダイジョウブとか!…ダイジョウブはさっき廊下で聞いたんだけど(笑)。日本語はいろんなところで覚えているかな」
その場で耳にした日本語を披露したニックに続いて、今度はA.J.が「ミズクダサイ(水ください)」と言うと、メンバー全員が「ミズクダサーイ!」と連呼、ブライアンが「ドウイタシマシテ」と、全員が知っている日本語を同時に話しはじめる事態に。
A.J.が「別に水が欲しいわけじゃないんだけどね(笑)」と言って周囲を笑わせ、ニックとケヴィンが「もっと日本語勉強しないと」と、嬉しい言葉を口にしてくれた。
アルバム『DNA』に見るバックスの姿
和やかな雰囲気のなか、話題はもちろん、2019年1月23日(水)にリリースされる5年ぶり通算9作目のオリジナル・アルバム『DNA』に。
再ブレイクのきっかけとなり、グラミー賞にノミネートされている「ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート」や、米Billboardのチャートでトップ10にランクインした「チャンシズ」、MVにメンバーの家族が登場したことで話題を集めた「ノー・プレイス」などが収録されたアルバム『DNA』。
DNA(ディー・エヌ・エー)というアルバム名に決めたエピソードには、メンバーが思うバックストリート・ボーイズの姿があった。
Q.アルバム『DNA』が発売されますね。タイトルに込められた意味は?
ブライアン:「A.J.、言ってやれ!」
A.J.:「よし、それじゃあ~! ラスベガスの公演のバックステージで、アルバムのコンセプトやテーマ、方向性を考えていたんだ。アルバムの名前が思い浮かんだのは、ケヴィンがきっかけなんだけど。僕たちはアナログとデジタル、どんな音がバックストリート・ボーイズを作るのか考えていた。生演奏やアコースティックのようなアナログな音楽か、「ラージャー・ザン・ライフ」や「 エヴリバディ」のような昔みたいなデジタルな音楽か。そんな時に、僕が『それってバックストリート・ボーイズの“DNA”ってことだよね?』って言ったんだ。そしたら、みんなから『良いネーミングだね!』『アルバムのタイトルにしよう』っていう反応があって、タイトルに決めたんだ。『DNA』はバックストリート・ボーイズを作る音が集結したアルバムになっている」
ニック:「アルバムには、少しずつ僕たち個人のエッセンスが入っているよ。僕たち5人は違った影響を持っているからね。カントリーミュージックからロック、ポップ、R&B、ラップまで、僕たちが聴いて、学んできた音楽が影響している。僕たちの最初のアルバムでも、いろんな種類の音楽があったよね。そこから広がったアルバム『ミレニアム』の「ラージャー・ザン・ライフ」なんかはロックだった。いろんな種類の音楽が少しずつ混合しているのがバックストリート・ボーイズだし、音楽と一緒で僕たち5人もそれぞれ性格が違う。そういうところが親しみを感じてくれる部分だと思う」
今でもキレキレなパフォーマンスもやっぱり…?
今年で結成26周年。メンバー最年長のケヴィンは47歳。最年少のニックも39歳になるバックストリート・ボーイズ。全盛期と変わらないキレキレのパフォーマンスを披露しているメンバーだけれど、やっぱり変わったと感じることもあるのだとか…。
ニック:「変わってないって言われるけど、少しだけ変わった気がするよ(笑)」
ケヴィン:「次の日とかね」
ニック:「そうそう、次の日ね(笑)。今の僕たちは、ファンの求めることをやっている。僕たちはエンターテイナーであり、パフォーマーであり、シンガーだから、パフォーマンスして、踊って、エンターテイメントを提供する。ラスベガス(の定期公演)のおかげで、その基盤を作ることが出来た。僕たちは今でもパフォーマンスやダンスを必要としているし、今も成長し続けている。それが僕たちの一部なんだ。将来それが変わるかもしれないし、どうなるかわからないけど、その部分を楽しんでいる。パフォーマンス・ダンス・歌を同時にやることで元気になるし、健康でいられる。心も体も活き活きする。そうさせてくれるファンに感謝したい。
(1公演に23曲)披露できることが驚きなんだ。公演を見に来てくれた人に『いまだにあんなに動けて信じられないよ!』って言われるけど、僕たちにとってはそれこそ驚きで。だってそれがバックストリート・ボーイズだから。僕たちは時をものともせず、これまでの常識をひっくり返しているんだ。僕はそれを誇りに思う」
ケヴィン:「フォーエヴァー・ヤング!」
(※メンバー全員がアルファヴィルの名曲「フォーエヴァー・ヤング」をアカペラで歌い出す)
ラスベガスの定期公演について
「これぞ究極のバックストリート・ボーイズのショー」と言われるほど大反響を呼んでいるラスベガスの定期公演について、これまたラスベガス公演が大反響を呼んだブリトニー・スピアーズとの意外な接点が。
なんと、ブリトニー・スピアーズのマネージャーでメンバーのマネージャーをしたことがあるラリー・ルドルフと、ラスベガス公演の魅力を話し合ったことがあったのだそう。
ケヴィン:「ラスベガス公演の話は、実際にやる数年前からあったんだ。ブリトニー・スピアーズのラスベガス公演がステレオタイプな部分を払拭してくれたと思う。“ラスベガスの定期公演=黄金期を引きずるリタイア寸前のアーティスト”みたいな印象をブリトニーが変えてくれたと思う。今では、レディー・ガガがラスベガス公演をやったり、僕たちやブルーノ・マーズ、リッキー・マーティン、ジェニファーロペス、グウェン・ステファニーがベガス公演をやったりしているよね」
(※ケヴィンが話すなか、ブライアンとA.J.が「ドレイクもラスベガスでの定期公演の契約をしたはずだよ」「え、マジで?」と仲良くコソコソ話。しかしケヴィンは2人に構わず話し続ける)
ケヴィン:「それで、ブリトニーのマネージャーと会った時に、ラスベガス公演がどんな感じなのか話して、僕たちがブリトニーの公演を見た時に、『ヘイ、ブリトニーがやっているなら僕たちもできるんじゃないか、やってみようぜ』と思ったのも確か。ブリトニーは僕らと同じ90年代後半にブレイクしたアーティストだから、ラスベガス公演に立つイメージが浮かびやすかったのかもしれないね」
スパイス・ガールズ、イン・シンクとは今も仲良し
バックストリート・ボーイズとともに第一線を走ったブリトニーの目覚ましい活躍が、ラスベガス公演を成功に導いたと語ったメンバー。ほかにも、90年代を代表するアーティストとの関係を語ってくれた。
ニック:「スパイス・ガールズのメンバーとは結構仲良しだよね。エマ・バントンとはボーイズグループを発掘するオーディション番組『ボーイ・バンド(Boy Band)』で一緒に働いていたことがあるから、僕は今でも連絡を取り合っているよ。ナインティーエイト・ディグリーズとかイン・シンクのメンバーみんなとも仲が良いよな?」
ハウイー・D:「あとはオー・タウンも」
ニック:「そうだね、彼らとも連絡を取っている」
2018年5月に行われたBSBクルーズのステージで、メンバー全員がスパイス・ガールズに扮して登場し、大きな話題に。そのエピソードをメンバーは「楽しい一夜だった」と笑顔で振り返った。
最後に日本のファンにメッセージ
ケヴィン:「日本でパフォーマンスするのが大好きだし、前回は5年前だったかな?日本のファンは、忠実で親切だから大好きです。だから必ず『DNA』ツアーで日本に戻ってくるよ」
インタビューが終わり和やかな雰囲気のなか、突然、ブライアンがニックに乗りかかるようにハグ!ブライアンの体重が乗っかり、ニックは思わず「つるってば!つる!つる!」と悲鳴。それを他のメンバーが笑いながら優しく見守るという、なんとも微笑ましい姿を見せてくれた。
サービス精神旺盛なバックストリート・ボーイズのおかげで終始笑顔で終わったインタビュー。いつまでも少年の心を忘れない5人のDNAワールド・ツアーでの再来日に期待したい。
【ニューアルバム『DNA』】
<リリース情報>
5年ぶり通算9作目のオリジナル・アルバム
『DNA』 (読み: ディー・エヌ・エー)
先行シングル「チャンシズ」「ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート」他収録
■国内盤CD
2019年1月23日(水)日本先行発売
ボーナス・トラック収録
初回生産分のみ特典封入予定
SICX-113 / 2,400円+税
■デジタル
2019年1月25日(金)配信開始
(フロントロウ編集部)