親友5人が匿名で立ち上がる
ヘンリー王子と結婚し、イギリス王室のロイヤルファミリーの一員となって以来、明るいニュースや慣れない公務に懸命に励む姿などが伝えられられる一方で、実の父親や異母兄弟ら家族とのしがらみが報じられたり、「王室入りしてから態度が変わった」といったウワサが流れるなどネガティブな情報も出回っているメーガン妃。
そんなメーガン妃を擁護するべく、独身時代から現在まで、変わらず彼女と親しくしているという5人の友人たちが、米Peopleとのインタビューに応じた。
友人たちのインタビューが掲載された米People誌の最新号。
立場や名前を伏せ、匿名で行なわれた同インタビューのなかで、まず、かつてメーガン妃と共演したこともあるという友人の女性が今回メーガン妃について話すことに決めた理由をこう説明。
「メーガンに対する、世界規模の“いじめ”に対して立ち上がり、友人として彼女に関する真実を語ろうと思ったのです」
さらに、この春出産予定と言われる身重のメーガン妃にとって、連日報じられる「ウソ」や「真実では無いこと」は大きなストレスとなっているだろうと、メーガン妃の身を案じたこの女性は、「彼女とお腹の赤ちゃんにとって(ネガティブなウワサの数々が)悪影響とならないことを願っています。誰かにこんなにも大きな精神的トラウマを負わせるのは酷だと思うのです。とくに、彼女は今妊娠中ですし」ともコメントした。
別の友人女性は、ヘンリー王子の妻となってからも、メーガン妃の暮らしぶりは以前とほとんど変わっていないと証言。夫妻が結婚後に生活を始めたケンジントン宮殿内のノッティンガムコテージでの生活の様子を説明した。
「私たちはみんな、夫妻のコテージにお邪魔したことがあります。こじんまりとしているけれど、メグ(※)は心地良い空間にアレンジしていましたよ。世間が思う彼女の暮らしぶりと実際の彼女の生活ぶりには、大きな違いがあります。メグは毎日、ヘンリー王子と自分の食事を毎日ちゃんと作っていますから」
※メーガン妃の友人たちの間での愛称。
また別のロサンゼルス在住の友人は、最近、ヘンリー王子の留守中にメーガン妃のコテージに滞在したときの様子を振り返り、“気配り上手”なメーガン妃のおもてなしや、いかにメーガン妃が地に足のついた女性であるかを強調した。
「数日間一緒に過ごしました。ヘンリー王子は仕事のために地方に行っていたので、彼女と2人きり、水入らずで過ごしました。メーガンが私のために用意してくれた部屋には、ベッドの脇にキャンドルが灯されていて、スリッパとバスローブも準備されていました。彼女は素晴らしい手料理を振る舞ってくれ、毎日お茶を淹れてくれました。外は雨が降っていて、飼い犬たちは泥だらけになっていましたが、メーガンは気にすることなく、タオルでしっかり拭いてあげていましたよ。動物が大好きなところ、友だちをとても大切にするところ、料理を振る舞うのが好きなところ、世話好きなところ、彼女のそういった部分は今も変わらず健在なんです」
友人たちが口を揃えるのは、メーガン妃がいかに他人への気遣いができる人で、優しく、聞き上手かということ。そして、彼女のそういった性格は、ロイヤルファミリーとなった現在も、まったく変わっていないという。
家族との確執について
メーガン妃の長年の友人は、メーガン妃と実の父であるトーマス・マークル、そして、メディアに登場してはメーガン妃への批判を繰り返している異母姉のサマンサ・マークルとの関係について、こう語っている。
「異母兄弟たちとの関係については、いかにも“仲違いした”かのように伝えられていますが、それは事実ではないんです。もともと、彼らはメーガンの人生には関係の無かった人間なんですから」
さらに父親のトーマスが「メーガン妃と突然連絡が取れなくなった」と、メーガン妃側から連絡を絶たれたと触れ回っている件については、まったくのウソであると否定している。
「彼はメーガンと連絡を取る方法を知っています。彼女の電話番号は以前と変わっていませんし。ただ、一度も電話をかけたこともなければ、メールを送ったことさえも無いのです。見ていてとても辛い気持ちになりますよ。メグはとても従順な人ですから。父親にされた仕打ちにこれからもずっと心を痛ませ続けるのではないでしょうか。彼女は彼の娘ですし、彼に対しては今でも多大な思いやりを持っています」
トーマスがロイヤル・ウェディングへの出席を辞退した際にも、心臓手術を受けた彼の容体を心配し、式の前夜、ギリギリまで父と連絡を取ろうとしていたというメーガン妃。それでもトーマスはメーガン妃からの電話を取ることはなく、メーガン妃は「お願いだから電話に出て。心配なの。愛してる。怖いわ」とトーマスに繰り返し電話をかけていたという。
挙式後、トーマスに宛てて手紙を書いたというメーガン妃。友人の証言いわく、そこにはこんな文章がつづられていた。
パパ、私の心は傷ついています。あなたのことが大好きよ。私のお父さんはあなたしかいない。私たちの関係を修復するために、メディアを通じて私のことをまるで被害者のように話すのはやめて。
メーガン妃は、王室職員がトーマスがメディアで話したことが事実であるか確認に訪れるたびに、胸を痛めていたという。
その後、トーマスからは手紙による返信があったものの、その最後には「一緒に写真撮影がしたい」という旨が書かれており、メーガン妃は「そういうことじゃない。メディアを通じてコミュニケーションを取るのは嫌。私が言おうとしていることがわからないの?」と絶望。友人は、2人の心は完全にすれ違ってしまったようだと話している。
今回、親友5人がインタビューに応じたことに関して、メーガン妃の広報を担当するケンジントン宮殿からの反応は現時点ではない。(フロントロウ編集部)