第61回グラミー賞に観客としてやって来たジョイ・ヴィラ。彼女はドナルド・トランプ米大統領を支持していることを表明しており、2017年のグラミー賞には「アメリカを再び偉大に(Make America GreatAgain)」や、「トランプ(Trump)」と描かれたドレスを着用して登場。
そして2018年にはセクハラ騒動への抗議を訴えるために「白バラ」を持って登場するセレブが多いなか、反中絶を訴えるドレスでレッドカーペットに登場して話題となった。
そんなジョイが、今年も注目を集めるドレスを着用。今回着用したのはワイヤーがデザインされ、後ろには「壁を作ろう(Build the wall)」と書かれたドレス。さらにジョイが持っているバッグには、「アメリカを再び偉大に(Make America Great Again)」の文字が。
今回ジョイが着用したドレスは、トランプ大統領が以前から必要性を訴えているメキシコとアメリカの国境に壁を作るという政策に賛成するデザイン。
ジョイはグラミー賞受賞式のレッドカーペットが終了した後に自身のツイッターで「どう思われようと気にしないわ。私は壁を作ることや、私たちの大統領ドナルド・トランプを100%サポートする」と強気のコメント。
カミラがパフォーマンスで魅せる
この日グラミー賞授賞式のオープニングを務めたカミラ・カベロが、ラテン系シンガーのリッキー・マーティンと一緒にパフォーマンスしている途中に、「ある演出」を仕掛けた。それは、J・バルヴィンが読んでいる新聞に「壁ではなく橋を作ろう(Build Bridges No Wall)」という見出しを目立つように大きく打ち出すという作戦。
ラテンがルーツにあるカミラは楽曲「ハバナ」のMVの最後で、子供のころに両親に連れられてアメリカに入国して不法滞在のままアメリカで育った人たちのことを指すドリーマーたちに向けて「これをドリーマーたちに捧げる(THIS IS DEDICATED TO THE DREAMERS)」とメッセージを放つなど、自分の楽曲やパフォーマンスに思いを込めることが多かった。そんなカミラだからこそ、トランプ大統領の政策に反対をするメッセージをこっそりと自身のパフォーマンスに忍ばせた。