時代を写す鏡のような存在として愛され続けて来たバービーには、ここ数年の間にさまざまな人種や体型、宗教などを考慮した100種類以上の新タイプが追加に。
昨今、さまざまな分野においてダイバーシティー(多様性)やインクルージョン(包括性)といった「すべての人々が平等に配慮されるべき」という考えに大きな注目が集まるなか、そんなバービー人形にまた新たな仲間が加わった。
今回新たに追加が発表されたのは、「車いす」、「義足」といった“身体障害とともに生きるバービー”たち。
マテル社は、以前から「ぜひ作ってほしい」というリクエストが多かったこれらのバービーの開発にあたり、UCLAの特別チームの協力を得たほか、実際に障害とともに生きる人たちの意見を反映。
同社のバービーデザイン部門の副部長キム・カルモンは、開発に協力した、義手を使って生活する12歳少女のアドバイスを取り入れ、彼女の言う通り、義足は取り外しができるようにしたと米Teen Vogueに明かしている。
2月11日からアメリカで販売が開始する新コレクションには、このほかにもブレイドへアのバービーや、小さめバストのバービー、従来のバービーが持つ非現実的な砂時計のようなくびれではなく、より現実的な、なだらかなくびれを持つバービーなども含まれるという。(フロントロウ編集部)