アメリカのFoxニュースで司会を務めるピート・ヘグセス。そんな彼が、日曜日の朝の番組である衝撃の発言をした。
「10年ぐらい手を洗ってないと思うよ。本当だよ。細菌は目に見えない。それはつまり存在しないってことさ」

びっくり仰天してしまうこの彼の意見には、ネット上でも現役の看護師さんや子供を持つ親などから総ツッコミ。しかも驚きなのが、この科学を否定した発言をしたピートは、世界有数の名門ハーバード大学出身ということ。
しかし意外にも彼の意見に賛同する声がちらほら。その多くが、体を強くするためには細菌が必要、というもの。ある男性は、「その意見には賛成だよ。もうすぐ70歳になるけど、風邪もインフルエンザもここ数年かかったことがない。多少の細菌は体を強くするのに必要なんだ」とツイート。ピートもそのツイートをリツイートしている。
@PeteHegseth I'm with you on hand washing. I'm almost 70 and haven't had a cold or flu in years. Our bodies need some germs to learn how to fight them. Too many germofobes out there.
— Smittymhs (@smittymhs) February 10, 2019
しかしあまりにも騒ぎが大きくなったからなのか、その後ピートは発言はジョークだったと言い、「俺は庭に転がってるホースから水を飲むこととか、ヘルメットなしでバイク乗ることも推奨するよ」と皮肉で締めくくった。

実は日本でも、消費者庁が発表した調査によると15.4%の人がトイレのあとに手を洗わないことが判明している。しかし、サルモネラ菌や大腸菌などは洗っていない手で繁殖しやすいことが確認されているうえ、インフルエンザなどを防ぐうえでも手を洗うことは非常に重要であるとされている。

(フロントロウ編集部)