いよいよ数時間後に幕が開けるアカデミー賞授賞式(Oscar)。多くのセレブたちが華やかな衣装を着用して登場するレッドカーペットもひとつの見どころで、毎回大きな話題を呼ぶ。そんなアカデミー賞の授賞式で、これまでセレブたちが着用してきた印象に残る衣装を紹介。(フロントロウ編集部)
エマ・ストーン

ほかの授賞式に比べパンツスーツを見ることが少ないアカデミー賞の授賞式でスーツを着用した数少ないセレブ。
ヒラリー・スワンク

2005年に主演女優賞を獲得した時に着用したこのドレスは、正面から見るとシンプルだけれど、後ろから見るとお尻の上までパックリと開いている大胆な1枚。
ビョーク

シンガーのビョークは、2001年のアカデミー賞授賞式のレッドカーペットにコントで使うような白鳥のドレスで登場。この個性派なドレスを選ぶあたり、さすがビョークとしか言えない。
セリーヌ・ディオン

まだ女性がレッドカーペットでパンツスーツを着るのが珍しかった90年代に、クールにパンツスーツで登場し話題を呼んだ。
シンディ・クロフォード

シンプルなシルエットながら胸元に入った大胆なカットアウトで目を引いたシンディ・クロフォードのドレス姿。さすがスーパーモデルならではの着こなしにうっとりした人も多いのでは?
リジー・ガーディナー

1995年に話題になったドレスと言えばこのアメリカン・エクスプレスのゴールドカードで作られたドレス。ちなみにこのドレスを作るのに要したカードの枚数は254枚。
アンジェリーナ・ジョリー

レッドカーペットで黒のドレスを着用するセレブが少ないなか、アンジェリーナ・ジョリーは思わず見入ってしまうような美脚を大胆に利用したドレスを着用して魅了した。
ルピタ・ニョンゴ

2015年のアカデミー賞で着用したCalvin Kleinのドレスは、6,000個以上のパールがつけられておりそのお値段約1,800万円。それを知ってかこのドレスは盗まれるも、数日後には返ってきた。
シェール

ほかのアワードと比べて格式が高いアカデミー賞の授賞式はフォーマルな恰好のセレブが多く露出は最小限にとどめられているが、シェールは見ての通り大胆露出。
グウィネス・パルトロウ

全身白でまとめるも流れるようなシルエットが美しすぎると話題になった1枚。この日グウィネス・パルトロウが着用したのは、Tom Fordのドレス。
ビリー・ポーター

唯一無二のファッションセンスを持つビリー・ポーターは、クリスチャン・シリアノ(Christian Siriano)のタキシード・ボールガウンドレスを着用。タキシードとボールガウンドレスが絶妙に融合した中性的な衣装は、大きな話題に。
ナタリー・ポートマン

ブラック×ゴールドがシックなディオール(Dior)のドレスを着用したナタリー・ポートマン。じつは、羽織っていたケープには、その年のアカデミー賞でノミネートされなかった女性監督たちの名前が刺しゅうで記されており、ファッションで映画界に根強く残る男性至上主義体質にジャブを打った。
フランシス・マクドーマンド

プレゼンターとしてステージに登場したフランシス・マクドーマンドが着用していたのは、ヴァレンティノ(Valentino)の濃いピンクのドレス。しかし、注目されたのはドレスではなく、その足元。なんとフランシスは、イエローのビルケンシュトックを履いていたから。アカデミー賞のステージにサンダルを履いて来るとは、さすがオスカー俳優。
シアーシャ・ローナン

シアーシャ・ローナンは、雰囲気にぴったりなベビーピンクのドレスを着用。シンプルに見えがちだけれど、じつは後ろには長いトレーンと大きなリボンが施されており、かなり華やか。ちなみにこのCALVIN KLEIN(カルバン・クライン)のドレスは、アフターパーティーでも着用しており、アフターパーティーでは長いトレーンが取り外されスッキリとした印象だった。
アリアナ・デボーズ

映画『ウエスト・サイド・ストーリー』でアニータを演じ、有色人種のクィアの女性として史上初めて助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズは、ヴァレンティノ(Valentino)のパンツスーツで登場。アワードに参加する女性はドレスのイメージが強いが、あえてパンツスタイルで登場したアリアナ。その理由についてスタイリストのサラ・エドミストンは「クィア女性として、彼女は常に新しい物語を提供し、古いものに挑戦しています。それは、他人を気まずくしないために自分を取り繕う必要はないということです。男性的な面と女性的な面を持つ彼女の旅は、彼女が語るべき物語なのです」と、衣装に込められた意味を英Vogueで明かした。
ホアキン・フェニックス

世界各国で大ヒットを記録した映画『ジョーカー』で主人公のアーサーを熱演し、2020年のアワードで賞を総なめにした俳優のホアキン・フェニックス。第92回アカデミー賞授賞式で主演男優賞を受賞したホアキンがこの日着用したのは、2021年のアカデミー賞授賞式にプレゼンターとして登場した際、2020年にありとあらゆる賞を受賞した際に着用してきた※ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)のスーツだった。幼いころから食生活をヴィーガンに徹底するなど、環境問題の解決について熱心に取り組んでいるホアキンは、サステナビリティの観点からスーツを着回していた。
※Stella McCartneyはブランド設立から動物の皮革やファーなどを使用しないという信念を貫いている。
ベネディクト・カンバーバッチ&ジェイミー・リー・カーティス&ジェイソン・モモア

ロシアによるウクライナへの侵攻が止まらない情勢の中で行なわれた第94回アカデミー賞授賞式。レッドカーペットではセレブたちがウクライナとの連帯を示す姿が見られ、ベネディクト・カンバーバッチは胸にウクライナの国旗を彷彿とさせるイエローとブルーで作られたバッジを着けて登場。

ジェイミー・リー・カーティスは、ウクライナから逃れた難民たちへのサポートを示す、青いリボンを自身の左手の指に巻いて。

ジェイソン・モモアは、ウクライナのカラーのポケットチーフを着けて登場し、ウクライナへのサポートを表明した。
リアーナ

第95回アカデミー賞授賞式で映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』に提供し、最優秀オリジナル楽曲賞にノミネートされた楽曲「Lift Me Up」を披露したリアーナは、アライア(Alaïa)のドレスを着用してレッドカーペットに登場。第2子妊娠中だったリアーナは、大きくなったお腹を最大限に強調した衣装を着用していた。
ケイト・ブランシェット

2203年のアワードシーズンは、サステナブルなアイテムで固めていたケイト・ブランシェット。アカデミー賞授賞式で着用した光沢感があるブルーのトップスが目に入るトップスは、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のアーカイブコレクションから。スカートはサステナブルなシルクが使われおり、環境に配慮したドレスを身にまとっていた。
ビル・ナイ

第95回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされていたビル・ナイは、レッドカーペットに“血まみれのウサギ”を持参して話題に。ビルが持っていたウワギはシルバニアファミリーのウサギで、当初なぜウサギを持参していたのかは明かされていなかったものの、後日、孫の頼みでウサギのシッターを任されていたことが発覚。
スレイカ・ジャワード

第96回アカデミー賞で歌曲部門にノミネートされたシンガーのジョン・バティステは、妻で作家のスレイカ・ジャワードと一緒に参加。スレイカはアカデミー賞授賞式の当日、シャンパンゴールドに輝くドレスを着用していたのだが、じつはこのドレス、アンジェリーナ・ジョリーがデザインしたもの。アンジェリーナはスレイカのファンということもあり、ジョンの映画『ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー』にインスパイアされたようで、ドレスのバックにはチャズ・ゲストが描いた交響楽団がデザインされていた。
ヴァネッサ・ハジェンズ

アカデミー賞授賞式のレッドカーペットのレポーターを務めたヴァネッサ・ハジェンズ。ヴェラ・ウォン(Vera Wang)の真っ黒なドレスを着用したヴァネッサは、そこで初めて夫のコール・タッカーとの第1子を妊娠したことを発表し、ふっくらとしたお腹を見せた。
エマ・ストーン

映画『哀れなるものたち』で主演女優賞を受賞したエマ・ストーンは、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のペプラムドレスを着用して授賞式に参加。しかし、主演女優賞を受賞した際、ドレスのファスナーが壊れてしまい、背中が開いているところが世界中に放送された。エマは当時、ライアン・ゴズリングがパフォーマンスした『バービー』の挿入歌「I’m Just Ken」の最中に盛り上がりすぎてファスナーが壊れたとジョークを飛ばしていた。