歴代のアカデミー賞でネットをザワつかせた出来事や瞬間をプレイバック。歴史に残るハプニングや一躍時の人となったあの人など…、色んな意味で「目立っちゃった」人をあなたは覚えている?(フロントロウ編集部)
2012年:アンジェリーナ・ジョリー
まだスリットドレスが最旬トレンドではなかったこの年に、脚のつけ根に届きそうなほど深いスリットが入ったドレスを着用したアンジェリーナ・ジョリー。レッドカーペットでもステージでも、決めポーズでスリットから出た生脚を露わにしたアンジェリーナだが、その圧倒的存在感で話題を独占。
ネットでは「ジョリーイング(Jolie’ing)」たる造語も誕生し、アンジェリーナのポーズを真似する人が続出するほど大きな話題を呼んだ。
2013年:ジェニファー・ローレンス
史上2番目の若さで主演女優賞を受賞した当時22歳のジェニファー・ローレンスは、受賞後のインタビューにて支離滅裂な回答を連発し、「さっき裏でショット飲んできちゃって…ごめんなさいね」と女優らしからぬ発言が話題に。
ちなみに受賞が発表された時には、ステージにあがろうとするジェニファーがつまずくというハプニングが発生し、この年のアワードのハイライトを独占。さらには翌年のオスカーでも見事なズッコケを披露して“新しい伝統を作った”とまで言われた。
2014年:ピザを頬張るセレブたち
この年にホストを務めたエレン・デジェネレスが会場の参加者のためにデリバリーピザ―をオーダー。メリル・ストリープやジャレッド・レトなどがピザに食いつき、ブラッド・ピッドが紙の皿を配る姿などが世界中に放送された。
エレンがオーダーしたのは実際のピザ屋で、配達した男性はもちろん一般人。この男性は一躍時の人になった。
2014年:ジョン・トラボルタ&イディナ・メンゼル
この年、プレゼンターとしてステージ上に登場したジョン・トラボルタはとんでもない失態を犯してしまった。イディナ・メンゼルによるパフォーマンスを紹介する役割でステージに立ったジョンが、イディナの名前をなんと「アデル・ダジーム」と呼んでしまう。
そんな間違いの後に、ジョンがステージ上でイディナの顔に触れるなど明らかにベタベタしていたことも、ネットで批判される要因のひとつになった。
2015年:ジョン・トラボルタ&スカーレット・ヨハンソン
ジョンの失態はこれにとどまらず、翌年のオスカーではレッドカーペットで共演歴のあるスカーレット・ヨハンソンを発見したジョンが、いきなりスカーレットの腰に手を当て頬にキス。そのまま立ち去るという奇行を見せてかなり悪目立ちしてしまった。
後日スカーレットはジョンの行動に「失礼なことは何もない」と発言したが、結局ジョンは2年連続で批判を浴びることになってしまった。
2015年:ベネディクト・カンバーバッチ
アワード会場にでベネディクト・カンバーバッチがスキットルで飲んでいる姿をカメラがキャッチ。そろそろとカメラが彼の方に寄ると、それに気がついたベネディクトがわざと不機嫌な顔で「GO AWAY!(こっちに来るな!)」と挑発。ベネディクトのおちゃめな人柄に好感を抱く人が続出した。
2017年:ニコール・キッドマン
授賞式中にふとカメラに映ったニコール・キッドマンの拍手姿にネットがザワザワ…。拍手の仕方が異様だというツッコミが殺到した。そんな拍手の仕方について、後日ニコールが弁解。彼女いわく借り物のダイアモンドの指輪を傷つけたくなかったために、奇妙な拍手になってしまったという。
2017年:ウォーレン・ベイティ&フェイ・ダナウェイ
大トリを飾る作品賞で違う作品を読み上げるという、オスカー史上最悪の失態をさらしてしまったウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイ。
実際には封筒の中身が間違っていたため、2人が悪いわけではまったくないのだけれど、アカデミー賞で最も重要視される部門でのハプニングは、ネット上で注目されないわけがなく、残念ながらこれからも語り継がれる伝説になるであろう。
【殿堂入り】
レオナルド・ディカプリオ
1994年に初ノミネートされてから2016年まで一度も受賞できず、「アカデミー賞に嫌われた男」という嬉しくない肩書をつけられたレオナルド・ディカプリオは、2016年についに主演男優賞を受賞。
それまで幾度となく涙を飲んできただけに、レオナルドがノミネートされた年はネット上で格好のネタにされた。
メリル・ストリープ
アカデミー賞常連のメリル・ストリープが会場でする“お決まりの仕草”として定着しているのが、メリルの雄叫び。
ステージにむかって声援を送るメリルの姿があまりにも特徴的なために、その姿を毎年コレクションするファンも多い。
2019年、第91回アカデミー賞授賞式は米時間2月24日に行なわれる。(フロントロウ編集部)