ライアンは父親失格!?
日本時間25日にライアン・レイノルズのSNSで公開された特別映像は、映画『名探偵ピカチュウ』の主演インタビューという形式。
俳優や監督のインタビューを主体とする米番組『インサイド・ザ・アクターズ・スタジオ(※)』をパロディして、『アウトサイド・ザ・アクターズ・スタジオ』と題された動画では、椅子に座ったライアンが真剣な顔でピカチュウの役作りについて熱弁するのだが、よく聞くと、その内容がおかしい。そして途中でソファーに座った妻ブレイク・ライブリーからもツッコミが入り…。そのやり取りを全訳した。※日本のタイトルは『アクターズ・スタジオ・インタビュー』。
“Acting is behaving truthfully under imaginary circumstances” – Sanford Meisner. Point is, there’s a new Detective Pikachu trailer tomorrow. pic.twitter.com/g9dRTOJHL1
— Ryan Reynolds (@VancityReynolds) 2019年2月25日
ライアン:「役に入れ込み、なりきり、1年間も名探偵ピカチュウとして暮らしました。名探偵ピカチュウを映画化することは僕にとっては大ごとなんです。目の肥えたファンでも納得するような厳しい基準を設けて、この役を実写化することに一瞬一瞬を費やしました。多くの皆さんもご存じのように、僕は役に没頭するタイプです。
面白い秘話をひとつ話しましょう。この役に抜擢されたとき、僕は娘たちの学校のお迎えに向っていたのです。結局僕は、学校には行きませんでした。だって名探偵ピカチュウはあの2人の少女が誰だか知りませんからね。一体誰なんですか?」
ブレイク:「私たちの娘よ。彼は娘たちを置きざりにしたのよ!?」
ライアン:「彼には妻なんていない。ライムシティのイバラ畑か何かに住んでいるただの黄色いヤツです。
僕はポケモンの世界に没頭しました。彼についての本を読み、彼と同じ身長で生活し、彼と同じ体重になるために182ポンド(約82.5キロ)の減量にも挑戦しました。ただこちらは、ドクターストップがかかってしまいましたが」
ブレイク:「彼は(劇中でピカチュウ風に)声を変えてさえいないですよね。地声のままですよ」
ライアン:「僕の娘たちは、もう父親に会うことはないかもしれません。ただ、今夏必ず映画のスクリーンを見上げて『名探偵ピカチュウ』を見ることでしょう」
ブレイク:「(笑)。いや、私たちは見に行きません」
この動画は日本時間26日に公開予定の新予告編のPRのために作られたもの。『デッドプール』のときもそうだが、ユーモアを武器にSNSで拡散するPR策を次々と打ち出すライアンの手腕には驚かされる。
『名探偵ピカチュウ』とは
株式会社ポケモン・任天堂が発売したニンテンドー3DS用ゲームソフトを、ワーナー・ブラザースが『名探偵ピカチュウ(Pokémon: Detective Pikachu)』として映画化。2019年5月10日に全米公開され、日本でも5月の公開予定。
アクション・ミステリー映画である『名探偵ピカチュウ』では、元ポケモン・トレーナーのティム・グッドマン(ジャスティス・スミス)が、有名な探偵である父ハリー・グッドマン(ポール・キットソン)の失踪をきっかけにライムシティを訪れて父のパートナーだったピカチュウ(ライアン・レイノルズ)に出会う。ティムとピカチュウは渋々ながらもコンビを組むこととなり、ハリーの捜索をするうちに、ポケモン・ユニバースを脅かす陰謀の存在を知る。
『名探偵ピカチュウ』にはほかにも、渡辺謙をはじめ、リタ・オラやスキ・ウォーターハウス、ビル・ナイなどの豪華出演者が発表されている。(フロントロウ編集部)