世の中のママたちは、体型に悩んでいる
イギリスのマタニティ製品を販売する企業マザーケア(Mothercare)が始めた、「Body Proud Mums(体に誇りを持つママたち)」というキャンペーン。これは、世の中の母親たちに自分の体に自信をもってもらいたいという思いから始まったもの。
最近では、世界のトップモデルたちが、産後ダイエットに成功した細い体をSNSに投稿することは珍しくない。マザーケアの調査によると、出産したばかりの母親のうち半分以上が産後の体型に自信を持てず、5人中4人という高い割合で産後の体型を非現実的な理想と比べていることが明らかになった。また、半分以上の母親がSNSに自分の写真を投稿するときに、画像フィルターを使うと答えたそう。
そんな現状を変えたい、キャンペーンの思い
そんな、母親たちが妊娠線や手術の傷を気にしてしまう現状を知ったマザーケアは、「すべてのママは美しいという考えがあります。だって、彼女たちの体は(子供を産むという)奇跡を起こしたんですから」と、このキャンペーンを企画した理由を明かした。
出産したばかりの母親と赤ちゃん、そして彼女たちの妊娠線や帝王切開の痕を写したキャンペーンポスターには、シンプルに「Beautiful, isn’t she.(彼女、美しいでしょ)」という一文が添えられている。
モデルとして参加したテーシャは、「出産したあとは、自分の前の体も自信も無くなった気がしてた。でも今は、これが新しい自分なんだって思える。妊娠線も傷も無くならないけど、それなしでは息子は生まれなかったんだもの」と語った。
十月十日赤ちゃんをお腹の中で育て、尊い子供たちを産んだ世の中のママたち。そんな彼女たちの体は、美しい。(フロントロウ編集部)