国際女性デー、Googleが力強い格言
Googleが、3月8日に国際女性デー（International Women’s Day）を記念して、ホーム画面の社名ロゴがその日の記念日などによってデザインが変わる機能Doodle（ドゥードゥル）を使って、女性著名人による格言を掲載。
性別の平等が実現する社会を目指す「#BalanceforBetter（バランス・フォー・ベター）」をテーマにした今年の国際女性デーに関連して、フェミニストによる力強い言葉を掲載した。
「私は未来という概念を心から信じている」
―イラク出身の世界的建築家：ザハ・ハディッド。東京五輪の当初案をデザインしたことでも知られるザハは、曲線を活かした奇抜なデザインで近未来的な建造物を世に多く残した。
「未来は過去よりもっと美しく目覚めることができる」
―フランス人作家／フェミニスト：故ジョルジュ・サンド。男性社会を生き抜くために男装していた女性作家19世紀以降の文学に影響を与えた。音楽家ショパンの愛人としても名高い。
「私は私自身より強い」
―ブラジルの小説家：クラリセ・リスぺトール。ユダヤ系女性作家でブラジルの近代文学を確立した作家として、1977年に他界してから世界的に認知された。
「他人の想像力の限界に制限されてはいけない」
―アメリカの元NASA宇宙飛行士／医師：メイ・ジェミソン。黒人女性として史上初めて宇宙飛行を行なった人。
「最も高潔な内なる真実以外、この世のなにものにも縛られてはいけない」
―ドイツ人作家／活動家：エマ・ヘルヴェーク。ウィーン体制の崩壊を招いた1848年革命に参加した活動家で、政治詩人のゲオルク・ヘルヴェークと結婚。死後の遺品によって文学の才能が見いだされた。
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―インドのボクシング選手：メアリー・コム。男尊女卑のインド社会のなかで性差別を受けながらもインドボクシング界で最も成功した選手にまでのぼりつめた女性。2014年にプリヤンカー・チョープラー主演で映画化された。
「心に失望を抱えて生きるなんて人生がもったいない」
―インドの外交官：NL・ベノ・セフィン。インドで初めての全盲の女性外交官。25歳の若さでインドの外交官に選ばれた。
「勇気はいたるところで勇気を呼ぶ」
―イギリス人作家／女性参政権運動家：ミリセント・フォーセット。女性の人権を求める最初の動きとなる20世紀はじめの女性の参政権運動を牽引した活動家で、女性の大学進学にも注力を注いだ。
「私には価値がある。平等な価値。“もしこうなら”も“こうである限り”もない。私には価値がある。ただそれだけ」
―ナイジェリア作家：チママンダ・アディーチェ。『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』の著者で、性別の平等を実現させるための行動を積極的に行っているフェミニスト。
「飛ぶための翼を持っていればどうして足が必要だろう？」
―メキシコの画家：フリーダ・カーロ。ユニブロウ（一本眉）が特徴的な民族芸術の第1人者。自身の壮絶な経験と自由奔放な恋愛遍歴、そして力強い生き様で世界中の女性から支持されている。
「翼が自由なのは大きく広げて飛んでいける時。使わないなら重いだけ」
―ロシアの詩人：マリーナ・ツヴェターエヴ。20世紀の最も影響力のある詩人として知られ、恋愛に関する詩がとくに有名。言葉の可能性を広げたと称える人も多い。
「ひとりで見る夢は夢でしかない。しかし誰かと共に見る夢は現実だ」
―日本人シンガー：オノ・ヨーコ。芸術家、音楽家、平和運動家、フェミニストとして称えられる存在。夫でビートルズのジョン・レノンとともに平和活動に勤しんだ。
「夢が1つでもあれば人は強くなる理由がある」
―中国出身の作家：三毛（サンマオ）。愛のために海を渡り異文化交流を通して自由な人生を謳歌した経験が、世代を超えて若い女性から絶大な支持を得る台湾の女性作家。
（フロントロウ編集部）
