ニュージーランドのクライストチャーチのモスク2ヵ所で発生した銃乱射事件に、イスラム教徒として史上初めてラグビーのニュージーランド代表に選ばれたソニー・ビル・ウィリアムズが涙の追悼メッセージを送った。(フロントロウ編集部)

NZのモスク2ヵ所で銃乱射事件

 現地時間15日、ニュージーランドのクライストチャーチにある、イスラム教の礼拝所モスク2ヵ所で銃乱射事件が発生。ヘルメットを被って武装した白人らが、当時約300人がいたモスク内に侵入して、銃を乱射した。

画像: NZのモスク2ヵ所で銃乱射事件

 イスラム教徒を狙ったヘイトクライム(増悪犯罪)との見方もある今回の事件の死者は約40人にのぼり、重傷者は20人以上にのぼる。

 ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は今回の銃乱射事件を、「ニュージーランドで史上最も暗い日」と表現。すでに容疑者と思われる男4人と女1人の身柄が確保されており、そのうちの1人はオーストラリア出身の28歳の男だという。

画像: 事件現場近辺の様子

事件現場近辺の様子

ソニーが涙の追悼

 ニュージーランドの歴史に残る残虐が銃乱射事件に対して、「世界で最もセクシーなラグビー選手」と称され、イスラム教徒として史上初めてラグビーのニュージーランド代表に選ばれたソニー・ビル・ウィリアムズが、抑えられない感情をあらわにした。

画像: ソニーが涙の追悼

 ラグビーの傍らヘビー級のボクシング選手としても活躍するソニーは、自身のツイッターを更新し、動画を公開。

 「クライストチャーチのニュースを聞いて打ちのめされた。被害に遭われた家族に愛と祈りを送ります」というコメントともに、「ニュースを知りました。今の気持ちは言葉に出来ません」と、涙をこらえながら話した。

 イスラム教徒の祈りの場であるモスクを狙った犯行に対して何かを訴えようとするソニーだが、口を開こうとするたびに涙で声がつまってしまう。それでも、被害者と被害者の家族へのお悔やみの言葉は何度も口にした。

画像: Sonny Bill Williams on Twitter twitter.com

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 今回事件が起きたニュージーランドのクライストチャーチは、2011年にカンタベリー地震が発生して大きな被害を受けたことでも知られている。(フロントロウ編集部)

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