イギリス王室のチャールズ皇太子と言えば、一部の王室関係者の間では「Pampered Prince(わがままプリンス)」と呼ばれるほど注文が多く、手がかかることで知られている。
2015年に制作されたロイヤルファミリーの使用人たちを追ったドキュメンタリー番組『サービング・ザ・ロイヤルズ:インサイド・ザ・ファーム』(Serving the Royals: Inside the Firm)の中で、故ダイアナ妃の生前に彼女に仕えていた執事のポール・バレルは、自身が目撃したチャールズ皇太子の強すぎるこだわりを暴露。
何もかもがきちんとしていないと気が済まない性分だと言うチャールズ皇太子は、使用人たちに身に着ける衣服のすべてをアイロンがけするよう命じているという。
外出用の衣装はもちろん、パジャマや、なんと靴ひもにまでもきっちりとアイロンをかけがされていないと満足しないのだとか。
バレル氏は、チャールズ皇太子のこだわりぶりについて「お風呂に関しても、浴槽の栓を置く角度からお湯の温度まで細かく決まっています。歯を磨くときにも、お世話係に歯磨き粉を歯ブラシの上に1インチきっちり絞らせてから磨いていましたよ」とも証言。
さらに、ある日、宮殿内の図書室に呼び出されたバレル氏はチャールズ皇太子から「ああ、ポール、どうやら女王からの手紙がゴミ箱に落ちてしまったようなんだ。すまないが、ちょっと探してくれるかね」と依頼されたという、驚きのエピソードも明かしていた。
執事としての職を後にして以来、ロイヤルファミリーやダイアナ妃に関する暴露本を何冊も出版して荒稼ぎしているバレル氏だけに、もしかしたら少々話を盛っている可能性も否定はできないが、将来は英国王となるチャールズ皇太子が、かなり几帳面できっちりとした性格だということは確かなようだ。(フロントロウ編集部)