「あれはNG」、「これもNG」と、日常生活の作法からファッションに至るまで、たくさんの厳格なルールがあると信じられているイギリス王室。
そんな“王室の掟‘について、最高君主であるエリザベス女王がどう思っているのかについて、元アメリカ大統領バラク・オバマの妻であるミシェル・オバマ夫人が衝撃の事実を明かした。
2016年にオバマ元大統領とともにエリザベス女王と面会したミシェル夫人は、最近行われた米CNNとのインタビューで、その時のエピソードを披露。
礼儀作法にかなり厳しいと言われるエリザベス女王との対面で粗相があってはいけないと、「階段で転んではダメ」、「どんなことがあってもロイヤル・ファミリーの体に触れてはダメ」など、頭の中がこれまで耳にしたさまざまな“王室の掟”に関するウワサでいっぱいになるほどだったというミシェル夫人。
しかし、宮殿内の一室に招かれた際の女王のひと言に思わず拍子抜けしたという。
以前にもエリザベス女王と対面したことはあるものの、緊張のあまり、どう振る舞ったら良いかわからずにいるオバマ夫妻にエリザベス女王は、「さあ入って。どこでも好きなところに座ってちょうだい」とやさしく声をかけたという。
それでもドギマギしていたミシェル夫人が王室のルールについて切り出すと、エリザベス女王はこんな意外な答えを返したという。
「ああ、そんなものは全部くだらないわ。いいから入ってちょうだい」
このひと言のおかげで緊張が解れたオバマ夫妻は、エリザベス女王と和やかなひとときを過ごすことができたそう。
意外にもラフに接してくれるエリザベス女王のユーモア溢れる、物事をハッキリと言う性格のファンになってしまったというミシェル夫人。オバマ元大統領も「自分のおばあちゃんを思い出す」と表現するほど、エリザベス女王の魅力にやられてしまったのだとか。
世間では“王室のルール”に関してさまざまなウワサがささやかれているけれど、その中心にいるエリザベス女王本人は、さほど気に留めていないということのよう。(フロントロウ編集部)