今最もノリにノッているラッパーのカーディ・Bが、過去に体目当てで言い寄って来た男性に「昏睡強盗」をしていたことが明らかになり、波紋を呼んでいる…。(フロントロウ編集部)

カーディの“消せない過去”が問題に

 今年2月に授賞式が開催されたグラミー賞で、女性アーティストとして史上初めて「最優秀ラップ・アルバム賞」を受賞したラッパーのカーディ・Bが、約3年前にライブ配信した動画のなかで、過去に複数の男性に「昏睡強盗」をはたらいたと告白していたことが発覚し、批判が殺到している。

画像: カーディの“消せない過去”が問題に

 今回、ツイッターのあるユーザーによって掘り起こされた問題の映像のなかで、カーディはたしかに「『私とヤリたいの?じゃあホテルに戻りましょ』と言って男を誘い、薬を飲ませて金品を盗んだ」と、昏睡強盗をしていたことを認める発言をしている。

 過去に恋人からのDVに悩んでいたカーディは、自立するために必要な資金を稼ぐ方法を模索していた際、以前クビになったバイト先のスーパーの店主から「顔もカワイイし、良い体してるんだから、そこの通りを渡ったところにあるストリップクラブで働いてみたら? 」と言われた言葉を思い出し、ストリッパーになることを決意。昏睡強盗を行なっていたのは、ちょうどこの頃だと思われる。

カーディが事情を説明

 しかし、いくら過去のこととはいえ、昏睡強盗はれっきとした犯罪。カーディの衝撃の告白を世間がそう簡単に水に流すはずはなく、案の定、上の動画がネットに出回るや否や大炎上。騒動になっていることがカーディの耳にも入ったようで、つい先日、インスタグラムに長文メッセージを投稿して、過去に自分が犯した過ちについてこう釈明した。

 「3年前にライブ配信した時の映像が注目されてるんだってね。そのライブ配信で、過去に生き延びるために自分がやったことを告白した。それが正しいことか間違ったことかは別として、その時の私はそうするしかないと思ってた。でも言っておくけど、私は自分がパーフェクトだなんて思ったことはないし、完ぺきな世界からやって来た、完ぺきな過去を持つ人間だと言ったこともない。私はつねに真実を話し、自分で自分の尻拭いをしてきた。

 ヒップホップの世界では、自分の恵まれない生い立ちや、現在の地位を手に入れるために過去に犯した過ちについて誇らしげに話すことが当たり前だけど、私は違う。ラッパーのなかには、殺人や暴力、ドラッグ、強盗を美談のように語る人たちもいる。生き延びるために罪を犯したんだって。でも、私はあのライブ配信で話したことを美談にしようとは思ってないし、曲にするつもりもない。自分の行いを誇りになんて思ってない。だからこそ、それを美談にしないことが私の義務だと感じてる。
 
 生き延びるための選択肢が少なすぎて、あの頃の私はああするしかなかった。幸運にも私はそこから抜け出すことができたけど、自分の運命に抗えない女性はたくさんいる。思慮に欠けた行ないだったかもしれないけど、私は生き延びるためにそうすることを選んだ。

 ちなみに、あのライブ配信で話に出てきた男性はみんな私が付き合っていた相手で、私が裏で何をしていたのかちゃんと認識していた。

 過去は変えられないし、誰だって消せない過去がある」 

 これを受けて、世間の意見は真っ二つに割れており、カーディが反省の色を見せていることから擁護する人もいれば、「謝ったからといって許されるわけではない」と、依然として厳しい態度の人もおり、沈静化するにはまだ時間がかかりそう。(フロントロウ編集部)

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