先日、世界的スポーツブランドのアディダス(Adidas)とパートナーシップ契約を結んだことを発表したシンガーのビヨンセが、アディダス以外のブランドとも交渉のテーブルについていたことがわかった。交渉決裂の“理由”をめぐって騒動も…。(フロントロウ編集部)

ビヨンセが“アディダス・ファミリー”の仲間入り

 現地時間4月4日、世界的スポーツブランドのアディダス(Adidas)が、歌姫ビヨンセをクリエイティブ・パートナーとして迎えることを発表。トップアスリートだけでなく、ラッパーのカニエ・ウェストやリアリティスターのカイリー・ジェンナーといった、影響力のあるセレブとも積極的にパートナーシップ契約を結ぶ“アディダス・ファミリー”に、ビヨンセというさらなる強力なメンバーが加わることとなった。

 両者から発表された公式声明文によると、今後、ビヨンセとアディダスの名前で新たなフットウェアやアパレルを共同開発する予定のほか、ビヨンセが2016年に英ファストファッションブランド「トップショップ(Topshop)」のオーナーであるフィリップ・グリーン氏と立ち上げた、アスレジャー・ブランド「アイビー・パーク(Ivy Park)」をリニューアルさせるつもりだという。

 ビヨンセは、昨年11月にアイビー・パークを100%自分のものにするため、グリーン氏からブランドを買い取っており、アディダスと契約後も“黒人女性初のアスレジャー・ブランドの単独オーナー”として、アイビー・パークを監修していくことになる。

アディダスとリーボックで明暗分かれる

 今回、アディダスと正式契約にいたるまでに、ナイキ(Nike)やアンダーアーマー(Under Armour)、リーボック(Reebok)といった複数のスポーツブランドと交渉のテーブルについていたと言われるビヨンセ。とくにリーボックとは数ヵ月間にわたって話し合いが行われたそうだが、結局、交渉は決裂。

 その理由として、「リーボックが多様性に欠けていることにビヨンセ側が難色を示した」ことが大々的に報じられたが、リーボック側は米TMZの取材で交渉が決裂したことは認めるも、その理由が「多様性の欠如」であったという一部の報道については完全否定。ブランドのイメージが損なわれるような、あらぬ疑いをかけられたことへの憤りを露わにした。(フロントロウ編集部)

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