アヴィーチー最後の作品がついに発表
2018年4月に訪問先のオマーンの首都マスカットで自ら命を絶ったプロデューサー/作曲家のアヴィーチーことティム・バークリングは、この世を去る前まで楽曲の制作を行なっており、ニューアルバムの制作をほぼ終えるところだったという新事実が、アヴィーチーのチームによって発表された。
そんなアヴィーチーの遺作である楽曲「SOS」と、アヴィーチーの本名であるティムをタイトルにしたアルバム『TIM(ティム)』が、発表されることが決定した。この発表に伴い、アヴィーチーのチームが声明を発表した。
アヴィーチーのチームが新作について語る
ティム・バークリングが2018年4月20日にこの世を去ったとき、彼はニューアルバムの制作をほぼ終えるところでした。残されていたのは、完成間近な楽曲のコレクションとその音楽に関するメモ書き、メールのやり取り、テキスト・メッセージでした。
このアルバムでティムとコラボレートしていたソングライターたちは、そのまま制作を続け、ティムが思い描いていたヴィジョンにできる限り近づこうと力を注いできました。ティムは亡くなりましたが、家族は彼の音楽を封じ込めることはしないと決め−−それよりも、世界中のファンたちと共有したいと願っていました。
シングル「SOS」は4月10日(日本時間:4月11日)、また『TIM』と名づけられたアルバムは6月6日にリリースする予定です。アルバムの売り上げに伴うアヴィーチーの純利益は、非営利のティム・バークリング基金と、特に精神疾患や自殺防止の分野に取り組む目的のために使われることになっています。
愛をこめて
チーム・アヴィーチー
じつはアヴィーチーの家族は、先日、彼の名前がつけた「ティム・バークリング基金」を設立したばかり。この基金は、メンタルヘルスに焦点を当てた財団で、精神疾患と闘う人たちをサポートして自殺防止のための活動をするようで、今回アヴィーチーの新作としてリリースされる楽曲の純利益は、「ティム・バークリング基金」の活動資金として寄付される。
これまで数々の楽曲をこの世に残してきたアヴィーチーからの最後のプレゼントとなる楽曲「SOS」は4月11日、アルバム『TIM』は6月6日に発表される。
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(フロントロウ編集部)