Sober歴11年のエミネム、まだ“恐れない”
長らくクリーンな生活を続けているラッパーのエミネムが、断酒・断薬してから11年が経ったことをツイッターで明かした。
依存しがちなアルコールとドラッグを断ち、「Sober(※依存症から回復した状態のこと)」になることを35歳で決意したエミネムは、継続的に断酒会などに参加しており、今回はそのミーティングで受け取ったと思われる更生を意味するコインの写真を公開。
「11years – Still not afraid.(11年、まだ恐れない。)」というコメントを添えて、Sober歴11年をファンに報告。2010年のヒット曲「ノット・アフレイド」にかけて、「Still not afraid(スティル・ノット・アフレイド)」とコメントした。
楽曲「ノット・アフレイド」は、更生を意味する『リカバリー』というアルバムに収録されたシングル曲で、アルコールやドラッグ、暴力からの決別を歌ったもの。
「俺は恐れない/立場を公言することを/みんな俺の手を取って/この道をみんなで歩こう、嵐の中でも/寒くても熱くてもどんな天気でも/君は独りじゃない/同じ道に陥りそうな時に覚えておけ」というサビ部分が印象的な同曲。
冒頭ではエミネムが、「なかなかの道のりだった/あの場所に行かなきゃいけなかったのかもしれない/これを手に入れるために/誰かがまだあの場所にいるなら/抜け出したいなら/俺についてこい/俺が連れてってやる」と、アルコールや暴力を含む依存する“悪い体質”から抜け出した自分自身の経験を活かして、苦しむ人々をサポートする応援歌になっている。
歌詞のなかでも「クリーンになるのは俺の決断/自分のためにやった」とラップするエミネムの意思は固く、エミネムの後に続こうとする人々のお手本になるように、今回はSober歴11年を記念するコインを公開した。(フロントロウ編集部)