数年前に元恋人に送ったヌード写真が流出してしまったことが原因で務めていた学校をクビになった女性教師が、学校側の処分を不服として思わぬ反撃に出た。(フロントロウ編集部)

学校側の処分は「差別的」と非難

 ニューヨーク州ロングアイランドにあるベルポート・ミドルスクールに勤める数学教師のローレン・ミランダが、元恋人に送った「ヌード写真」が流出してしまったことが原因で学校側から解雇を言い渡されたことを不服として、学校が属している学区に対して「3億円」の賠償金を求める訴えを起こしたことがわかった。

 流出した問題のトップレス写真は、2016年に当時同じ職場に勤務していた元恋人の男性教師にローレン自身が送ったもので、この元恋人が故意に流出させたことによって生徒たちの目に触れることとなった。

画像: 学校側の処分は「差別的」と非難

 ローレンの話では、騒動を知った学校の運営者たちは直ちにローレンを呼び出し事情を聴取。その際、男性幹部全員がローレンのトップレス写真を見ていたという。学校側はローレンに辞職を促したが、彼女がそれを拒否したため、流出の全責任をローレンに押しつけるかたちで解雇を言い渡した。

 しかし、「ヌード写真を入手する隙を生徒に与えたことが問題」「ヌード写真流出=ロールモデル(お手本にすべき存在)ではない」という学校側の判断を“性差別的”と感じたローレンは、学区を相手に訴えを起こすことを決意。近年、議題に上がることが多い「女性の裸=卑猥なもの」という考え方に対し、「女性の胸を性的で恥ずかしいものと考えることは間違っている」と異議を唱えた。

 一部でローレンの教師としての自覚の足りなさを指摘する声もあるが、ローレンが故意に写真を流出させたわけではないことから、彼女のことを擁護する意見が圧倒的に多い。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.