ミームになったドレス
米Vogueの編集長アナ・ウィンターが主催するファッションの祭典メットガラは、毎年定められるテーマのもとに、多くのデザイナーがセレブの衣装をデザインする。
美しいドレスに身を包んだセレブたちの姿に惚れ惚れするけれど、一方で度肝を抜く奇抜なデザインや、思わず何かを連想させてしまう衣装を着用してネットを騒がせるセレブもチラホラ。
今回は、ネットを大いに盛り上がらせたミーム(※)になったドレスを厳選してピックアップ。
※ミーム(Meme):ネット上で拡散するアイディアや行動のこと。拡散しやすい面白コメントつきの写真を示すことが多い。
リアーナ
2015年のメットガラでリアーナが着用したのは、後ろの通路をふさぐほどほど巨大な円状のガウンドレス。
地面に垂れ下がるイエローの円状が、「ピザの生地みたい」「卵焼きみたい」とネット民のイマジネーションを掻き立て、様々な画像との合成画像が大量発生した。
サラ・ジェシカ・パーカー
2015年のメットガラで炎が燃え盛るようなレッドの巨大な髪飾りをつけたサラ。
これが『Mr.インクレディブル』のシンドロームなどのアニメキャラクターに似ていると比較された。
ビヨンセ
2016年にビヨンセが着用したボディラインが強調されるタイトなヌードカラーのドレス。
同年にリリースした、夫ジェイ・Zの浮気疑惑を歌ったアルバム『レモネード』の特典映像の一説にある「I can wear her skin over mine(彼女の皮を私が着るわ)」というフレーズを具現化したような、皮膚をまとったような衣装を着用したことでネットをザワつかせた。
ディディ
2017年のメットガラのスポットライトを独占したのは、ショーン・コムズことラッパーのディディ。
多くのセレブが決めポーズで写真撮影をする階段で、当時の恋人キャシーの後ろでくつろぐ姿がとらえられると、ネット民のミームの絶好の餌食に。様々な画像にコラージュされ、「空飛ぶディディ」「絨毯の上のディディ」などたくさんのミームが誕生した。
ケイティ・ペリー
ケイティが2018年に着用した超巨大なウィングは、会場入りする前から大きな注目を集めた。
2011年のグラミー賞で小さなウィングを着用したことがあったケイティだけに、その時の写真と比較して「1年生VS 3年生」とネタにされた。
ダレン・クリス
カトリックがテーマだった2018年のメットガラで神父をモチーフにしたようなスーツに身を包んだダレン。
しかし左肩部分に描かれた男性のイラストがダレンにそっくりだと指摘されると、たちまち笑いの対象になってしまった。
(フロントロウ編集部)