今年10月に来日公演が決まっているシンガーのショーン・メンデスは、先日新曲「イフ・アイ・キャント・ハヴ・ユー(If I Can't Have You)」をリリース。その直後にTwitterでショーンの名前がトレンド入りするなど、大きな話題を呼んだ楽曲だけれど、じつは元々この曲はショーンがリリースする予定ではなかったという。
ショーンは先日アップルミュージックの番組「Beats 1」に登場し、同番組DJゼイン・ロウと対談した際にこう話した。
「大量の曲を書いたよ。スタジオにいて、ピアノで「イフ・アイ・キャント・ハヴ・ユー」を弾いてみたんだ。で、オーマイガー、これってデュア・リパにぴったりじゃんって。元々ギターで作っていたけど、ピアノに変えたんだ。そのときはちょうど(デュアの)「ワン・キス(One Kiss)」がリリースされたすぐ後だったんだけど、「こんな曲を持っていて、いまはコーラスだけ作ってある。もしよかったら完成させて」ってデュアに送ろうと思ってたんだ」
ショーンが新曲を歌ってもらおうとしていたのは、なんとあの人気シンガーのデュア・リパ。しかも、ショーンは彼女に送るデモ音源をボイスメモに用意していたことを告白。しかし、ショーンは数週間後に心変わりしたといい、それについてショーンはこうコメントした。
We rollin' @ShawnMendes pic.twitter.com/xqHu8NREHU
— DUA LIPA (@DUALIPA) 2017年6月10日
「数週間後にスタジオにいて、もう一回演奏していたときに、うーん、これは深刻だな、デュアに歌ってもらうように頼めるかどうかわからない。彼女が歌えば素晴らしいものになることは間違いないけど、僕自身が徹底的に最後までやらなきゃって思ったんだ」
結局この曲がデュアのもとに渡ることはなく、ショーンは直感を信じ、自身でレコーディングしてリリースした。
ちなみにショーンは約半年の間に約45曲もの楽曲を書いたそうで、そんななかでもこの曲だけは、つねに自分や友達、家族のために演奏しつづけ、その度にみんなを笑顔にさせた楽曲だったことから、レコーディングに踏み切ったという。(フロントロウ編集部)