ここからは『フレンズ』のロスとレイチェルの関係のネタバレが含まれます。
ロスは浮気した?してない?
22年前の1997年に『フレンズ』のサードシーズン中に初放送された、レイチェル(ジェニファー・アニストン)とロス(デヴィッド・シュワイマー)の冷却期間問題。
同僚であるマークとの仲を疑う恋人ロスのヤキモチに疲れたレイチェルが「テイク・ア・ブレイク(冷却期間を設けること)」を提案する。ロスはすぐにやり直したいとレイチェルに電話をかけるのだが、レイチェルを励ますためにレイチェル宅を訪れていたマークの声を聞くと、レイチェルがすぐに他の男に走ったと勘違いし、やけ酒の末にクロエという女性と一夜を共にする。
翌朝、レイチェルが冷却期間は間違いだったと謝り2人はヨリを戻す。しかしロスが別の女性と関係を持ったことがレイチェルの耳に入り、レイチェルはこれを“浮気”としてロスを責め立てる。ロスは冷却期間中だったため浮気ではないと主張し、こうして、何年にも及ぶ“冷却期間問題”が幕明ける。
ロスがたびたび主張する「We were on a break(冷却期間に入っていた!)」というフレーズはシリーズ中の名ゼリフとして語り継がれている。
ロスの母親ジュディ・ゲラーがコメント
そんな伝説の冷却期間問題に、約22年越しにこの人が審判を下した。それは、ロスの母親ジュディ・ゲラー役のクリスティーナ・ピクルス。
「ロスとレイチェルの年を取らない母親ジュディ・ゲラーです」と愛嬌たっぷりに米E!Newsの動画インタビューにこたえたクリスティーナは、「ロスとレイチェルが末永く幸せになってから15年が経ったので、この終わらない問題にコメントしても良い時期がついに訪れました」と言って、冷却問題についてこうばっさりコメント。
「彼らは冷却期間に入っていた(They were on a break)!」
そう愛する長男ロスの味方をしたクリスティーナことジュディ・ゲラーは、ロスの肩を持つ理由をこう説明した。
「第一に、レイチェルは無礼にもブレイクを取ることを提案します。(頭を冷やそうということだと勘違いした)息子がフローズンヨーグルトでも食べに行こうと提案する姿を見たときには、心が痛みました。でもレイチェルが交際からのブレイクであることをハッキリと断言します。かわいそうなロスはアパートを後にするしかなくてね。そして忘れてはいけません。レイチェルがあのセクシーな同僚のマークを家に呼ばなかったら、ロスがバーでどこかの女とヤリはしなかったでしょう。そのような情報を得た人なら、ピボット(方向転換※)してしまいますよ」
※ピボット:回転や方向転換という意味。シーズン5でソファーを運んでいるときにロスが連呼した名ゼリフ
そうジョーク交じりに語ったゲラー夫人は、「ママの意見を聞けたから、この問題はもうこれでおしまい。そしてロス、アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー!」とドラマの挿入歌の名文句を交えてインタビューを締めた。
ついにロスの母親の審判が下された冷却問題。ただ、レイチェルがこの答えに納得するとは到底思えない…。
(フロントロウ編集部)