「ダボッとした服」には意味がある
先輩シンガーたちがこぞって絶賛する“超個性派”歌姫のビリー・アイリッシュが、広告塔を務めたカルバン・クライン(Calvin Klein)のプロモーション動画で、いつも体のラインが目立たない「ダボッとした服」を着ている理由は、「みんなに自分のすべてを知られたくないから」であると明かした。
職業柄、他人に知ってほしくないことまで知られ、様々なことを詮索される立場にあるビリー。そんな彼女にとって、「自分の体(体形)」だけは、自分の意思で“隠し通すことができる=他人に知られることを阻止できる”ものなのである。
「みんなに自分のすべてを知られたくない。だから、いつもぶかぶかのダボッとした服を着てる。この服の下に何が隠れているのか知らないかぎり、誰かに何か言われることはないでしょ?
誰も『(彼女は)やせてる』『太ってる』『やせてない』『太ってない』『お尻がある』『お尻がない』とは言えない。そのことについて何も知らなければ、誰も何も言ってこない」
ビリーの考えはごもっともだが、この話を聞いた人のなかには、まだ17歳の少女が他人の意見をここまで気にしなければならない事実に胸を痛める人も。このビリーの発言をきっかけに、体形批判や、女性の体を性的対象として見る社会の風潮を見直すよう求める声も上がっている。
ビリーが理由を語る動画(※日本語字幕なし)はコチラから。
(フロントロウ編集部)