※この記事には『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン8第5話のネタバレが含まれます。視聴後にお読みください。
最終シーズンとなるシーズン8もいよいよ佳境を迎えた『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)。
ファイナルエピソードを目前に放送された第5話の終盤では、それまで何よりも弱い立場にある民衆の命を優先してきたはずの“ドラゴンの母”ことデナ―リス・ターガリエンが、敵軍であるラニスター家の女王サーセイがついに降伏したサインである“鐘の音”を聞いたのにも関わらず、それを無視してドラゴンの炎でキングズランディングを丸焼きに。怒りに支配され、数えきれないほどの罪のない人々の命を奪うという衝撃の展開が描かれた。
同作の原作となっている作家のジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説シリーズ『氷と炎の歌』の最新刊にも登場していないこのシーンは、マーティン氏がドラマ制作開始当初に制作陣に伝えたストーリーラインの大筋には沿っているものの、ドラマにより初めて描かれた“どんでん返し”。
しかし、視聴者たちが息をのんだこの展開を、人気アニメ『シンプソンズ』が予言していたと、海外のファンたちが“奇跡の一致”に身震いしている。
デナ―リスがドラゴンを使ってキングズランディングの街を焼き尽くすシーンを予言していたと言われるのが、2017年に放送された『シンプソンズ』の「The Serfsons(ザ・サーフソンズ)」と呼ばれる『GOT』のパロディを含むエピソード。
“スプリングフィールディア”というファンジーの世界に迷い込んだシンプソンズ一家の珍道中を描くエピソードの最後には、火を噴くドラゴンが街を焼き尽くすシーンが登場する。
The simpsons wtf !!!!
— خالد (@ilkh_) 2019年5月13日
#GameofThrones pic.twitter.com/U1hK8UvmG5
これが、『GOT』 シーズン8第5話のクライマックスとなったデナ―リスの暴挙を描いたシーンと恐ろしいほど酷似しているとドラマファンたちの度肝を抜いている。
これまでにも「未来を予見している」という都市伝説がまことしやかに囁かれてきた『シンプソンズ』。
過去には、ギリシャの経済危機や、アップル社製のスマートフォンの流通、エボラ出血熱の流行、ドナルド・トランプの大統領就任、ウォルト・ディズニー社による21世紀フォックス社の買収、そしてシンガーのレディー・ガガの2017年のスーパーボウル出演など、各界の歴史に残るさまざまな事柄を予言したと騒がれた。(フロントロウ編集部)