シンガーのブルーノ・マーズが、2013年にこの世を去った母に宛てた「母の日」のメッセージが泣ける。(フロントロウ編集部)

ブルーノにとっては「毎日が母の日」

 2018年に“音楽界で最も栄誉ある賞”と言われるグラミー賞で7冠を達成したシンガーのブルーノ・マーズが、2013年に脳動脈瘤を患って55歳の若さで他界した、母バーナデット・ヘルナンデスに宛てた「母の日」をメッセージをインスタグラムに投稿。母親を亡くした時に、「心の半分を失った」と打ち明けていたブルーノと彼の母親の強い絆を感じられる内容が、「心に染みる」と人々を感動させている。

 「ママに高校の卒業証書を渡す約束をしたんだ。成績の良しあしについては何も言わなかった(笑)この写真は僕が地元ハワイのルーズベルト高校を卒業した日に撮影した。母は僕が高校を卒業できたことが信じられなかったみたいだけど、僕のことをとても誇りに思ってくれた。この日、母に『僕はロサンゼルスに行く。次に僕が成し遂げることを見ててね』と伝えたんだ。母は僕の言葉を信じ、どんな時も僕のことをそばで見守ってくれた。学校の先生は僕のことを(本名の)ピーターと呼んだけど、家に帰ると僕の父と母は僕のことを『ブルーノ』と呼んだ。(両親が“ブルーノ”というあだ名をくれたことで)何かものすごいパワーを持っているように思えた。でも今になってわかったよ。僕にとって母の存在こそが“スーパーパワー”だったんだ。そして母は今でも僕にパワーを与えてくれる存在。愛してる。恋しくてしょうがないよ。世の中のスーパーなお母さん全員に母の日の感謝の言葉を捧げます。#毎日が母の日」

 2017年に受けた米Latina Magazineのインタビューで、「音楽より母のほうが大切。もし、音楽と引き換えに母が戻ってくるなら喜んで差し出す」と語っていたブルーノ。このあとに続く発言のなかで、自分が音楽を続けられているのは、亡き母が今もどこかで「前に進む後押しをしてくれているから」と明かしていた。(フロントロウ編集部)

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