「ファブ5」と呼ばれるゲイ男子5人組が、人生に期待できなくなった男女が容姿やライフタイルを改善するお手伝いをするNetflixで配信中の人気シリーズ『クィア・アイ(Queer Eye)』。
さまざまな分野のスペシャリストが集まるファブ5といえば、それぞれの才能を活かしながら、和気あいあいと一致団結する姿が印象的。
しかし、表向きは仲が良さそうに見えていたファブ5のメンバーの間で、じつは大きな衝突が起こっていたことを文化・メンタル面を担当のカラモ・ブラウンが暴露した。
自伝本「Karamo: My Story of Embracing Purpose, Healing, and Hope(カラモ:マイ・ストーリー・オブ・エンブレイシング・パーパス、ヒーリング、アンド・ホープ)」の出版とポッドキャストの配信開始に合わせて米E! Newsのインタヴューに応じたカラモは、じつはファブ5のメンバーである、料理&ワイン担当のアントニ・ポロウスキと、口もきかないほど超不仲だったことがあると告白。
「世間の人たちは知らないと思うけど、『クィア・アイ』の共演者のアントニと僕の間にはものすごい確執があったんだ。シーズン1の撮影期間中は、カメラが回っていないところでは、お互いひと言も口を聞かなかった」とファンにとっては予想もしなかった衝撃の事実を語った。
番組の撮影が始まった時から、アントニとは反りが合わなかったものの、撮影中はお互いプロとして上手く折り合いをつけていたというカラモ。
「カメラが回っているときは、クライアントが主役だし、その人のために素晴らしい結果をクリエイトしようと力を合わせてたから、そこに嘘はなかった。カメラの前に立つ寸前には『これは僕らのバトルとは関係ない。クライアントのために仕事をしよう』って言い聞かせてたね」と、あくまでも不仲を仕事に持ち込むことはなかったと強調しつつ、「カメラがストップした瞬間、『僕に近寄るな』って感じだったし。アントニのほうもそんな感じだった」と2人の仲が相当険悪だったことを明かした。
不仲の原因について、深くは明かさなかったカラモだけれど、2人がいがみ合うようになった背景には、第三者がカラモとアントニにまつわるそれぞれの悪いウワサを吹聴して回るなど、2人の関係を悪化させるよう立ちまわっていたことがあったと説明。
「自分たちの関係を引っ掻き回そうとしている第三者がいる」と気づいたカラモとアントニは、じっくりと本音で話し合い、「なんでこんなくだらないバトルを繰り広げていたんだろう」と反省。結局、すっかり打ち解けたという。
カラモはアントニの誕生日に彼とのツーショットを公開してお祝い。
いつも仲睦まじそうに見えていた『クィア・アイ』の仲間たちの間にそんなわだかまりがあったとは驚き。
今ではすっかり仲良しだというカラモとアントニは、2019年内に放送予定の特別編『Queer Eye: We’re in Japan!(クィア・アイ)の:ウィー・アー・イン・ジャパン!』のために今年1月にほかのファブ5のメンバーとともにそろって来日を果たしている。
日本での撮影の合間に仕出し弁当を食べるファブ5のメンバーたち。
(フロントロウ編集部)