衝撃のラスト、そして緻密に計算されたストーリーで映画史に輝く作品といえば、ブラッド・ピットとエドワード・ノートンが主演を務めた映画『ファイト・クラブ』。この映画の大ファンであるアメリカの大学生アリソンが、長年やってみたかったことを行動に移した。
大学の課題で、過去に見たことのある映画のレポートを書くことになったアリソン。通常大学のレポートといえば、1000文字から3000文字程度を求められることが多いけれど、アリソンはたった1行を入力した。
「ファイト・クラブ ルールその1、ファイト・クラブのことを決して口外するな」
じつはこのルール、公平に殴り合いができる「ファイト・クラブ」をまとめるタイラー(ブラッド・ピット)が映画のなかで実際にクラブのメンバーに課したもの。
映画ファンにはたまらない、ウィットにとんだアリソンのレポートだけれど、大学に提出する真面目な映画のレビューで映画の内容を「口外しない」のはなかなかの勇気。しかしアリソンはレポートの最後に、「それだけ。それがレポートというものでしょう」と締めの文を書いて提出。
また、レポートとともに担当教授へのコメントを添えたアリソンは、「良い機会を見つけたと思ったので、やれることはやりました。嘘になってしまうので、謝罪は出来ません。誇りに思ってるかって? もちろん」となかなかの強気っぷり。
そうなってくると、もちろん気になるのはその成績。アリソンは自身のツイッターに教授からの返信と、驚きの成績を公開した。
「このレポートの成績には長いこと悩みました。しかし最終的に、あなたのユーモアと、このレポートがある映画をどれだけ反映しているかを考慮して成績を決めました。1つだけ注意させてね。こういうことを他の教授たちにはしないこと。彼らは私のようにユーモアのセンスがあるとは限らない」
「点数 100/100」
the assignment description for essay 5 was to write a review on a movie that we had seen. the opportunity arose, and i took my chances.. pic.twitter.com/1l1rMS2zg3
— alli b (@allisonbgarrett) April 28, 2019
アリソンの完璧すぎる『ファイト・クラブ』のレポートと、そのセンスを認めた担当教授に、映画ファンは大歓喜。アリソンのツイッターの投稿には、20万を超えるいいねが集まっている。(フロントロウ編集部)