スパナチュが15年の歴史に幕
2005年に放送が始まったドラマ『スーパーナチュラル』は、1話完結型のサスペンスホラーでありながらも、登場人物たちの間に流れる温かい関係性や、時折ストーリーに組み込まれるユーモアが評価され、大人気を博している。
しかし今年3月に、サム・ウィンチェスター役のジャレッド・パダレッキ、ディーン・ウィンチェスター役のジェンセン・アクレス、そしてカスティエル役のミーシャ・コリンズが、シーズン15がシリーズ最終章になることを明かした。
そんななか、動画でも寂し気な表情を浮かべていたジャレッドが米Us Weeklyのインタビューに応じ、泣きそうになってしまう事態に。
ジャレッド・パダレッキが涙
インタビュアーから「(シリーズ終了後に)なにが1番恋しくなると思う?」と聞かれたジャレッドは、15年の年月を一緒に過ごした仲間への愛が溢れて止まらなくなってしまった。
「僕たちは、本当に家族みたいな存在になったんだ。僕たちは誰もクビにしたことはないけど、でももしその人がそこにいるのを嫌がったら出ていったはずさ。だから、そこにいるみんなは、そこにいたいからいるんだよ」
お互いが好きだからこそ、15年もの長きに渡る作品を作り続けてこられたと語るジャレットは、その間に起きた自分や仲間の変化にも触れた。
「15年間も一緒にいたんだ。子供が生まれるのも、誰かが亡くなることも、離婚も結婚も見てきた。僕だって、妻とはシーズン4のころに出会って、今じゃ3人の子供がいるんだ!いろんなことが起こったよ。みんなと深い絆で繋がってるんだ。だから、(終わることは)辛いよ」
そしてインタビューの終わりに、「では、(ジャレッドが演じた)サムについては、なにが1番恋しくなると思う?」と聞かれたジャレット。彼にとって不意打ちの質問だったのか、「えー」といって、後ろに後ずさりしてしまった。
そして涙で目がウルウルしてしまったジャレットは、ただ一言。
「彼に、さよならは言わないと思う」
シリーズが始まった当初は23歳だったジャレッドも、今年で37歳。『スーパーナチュラル』によって役者としてのキャリアを築いただけでなく、ドラマの撮影をきっかけにルビー役の妻と出会い、3人の子供を授かった。そんなジャレッドにとって、『スーパーナチュラル』は離れがたい、かけがえのないものであるよう。(フロントロウ編集部)