“水に入れない”驚きの理由とは?
英ファッションブランドのプリティ・リトル・シングス(Pretty Little Things)で売られている、「水に入れない水着」が波紋を呼んでいる。
説明しなくてもおわかりだと思うが、水着=スイムウェア(Swimwear)は泳ぐための衣服であり、泳ぐためには水に入る必要がある。にもかかわらず、「水に入れない」とは一体何事だろうか?
この「水に入れない水着」の存在が世間に知られるきっかけとなったのは、プリティ・リトル・シングで水着を購入したイギリス在住の女性、アリーシャ・ディンがツイッターにアップしたある写真。そこに写っていたのは、鮮やかな水色にビキニボトムと真っ青に染まった水。
お察しの通り、シンクに溜めた水が青くなっているのは水着が“色落ち”したから。衣類によっては洗濯すると色落ちするものもあるが、水着でここまで色落ちするのは“異常”。アリーシャもそう思い、すぐさまプリティ・リトル・シングスのカスタマーサービスに連絡したところ、驚きの返事が返ってきた。
「ご連絡ありがとうございます。我々のビキニを気に入ってくれたと聞いて大変喜ばしく思っております。しかし、このビキニは水の中で着る用ではないことや、色移りする可能性があることはサイトにちゃんと書かれています」
「サイトにちゃんと書かれています」この返事を読んで「はぁ?」と思ったアリーシャがすぐさまサイトをチェックしたところ、目を疑うような注意書きが…。
・水着の着用はプールサイド限定(Pooside posing only)
・色移りする可能性アリ(Color may transfer)
一応、サイトに明記されているため、確認を怠ったアリーシャにも落ち度はあるが、そもそも肝心のプールに入ることができない、プールサイドで着ることだけを目的とした水着を販売しているプリティ・リトル・シングにも問題があることは否めない。
じつは、プリティ・リトル・シングスが「水に入れない水着」で批判を食らったのは、これが初めてではない。昨年も「水着」という表記があるにもかかわらず、「水の中では着られません」「洗濯はドライクリーニングオンリー」といった注意点がある水着を販売した“前科”がある。
「水に入れない水着」なんてそうそうあるものではないが、今後水着を買う時にはくれぐれもご注意を。(フロントロウ編集部)