ひとつひとつのブローチに深い意味が
お手本にしやすい清楚でクラシカルなファッションを得意とする英王室のキャサリン妃が、式典などの公式行事に出席する際、毎回違う「ブローチ」をつけて出席しているのをご存じだろうか?
一般的に、イヤリングやネックレス、指輪と比べると出番が少ない印象のブローチをキャサリン妃が多用しているのには、じつはちゃんとした理由がある。英Hello!によると、キャサリン妃がつけているブローチには、特定のチャリティ団体への敬意を示したり、出席するイベントや式典を象徴するものになぞらえてメッセージを発信したりする役割があるのだという。
たとえば、上の写真でキャサリン妃がつけている真っ赤なポピー(※)の形をしたブローチは、戦没者への追悼の意を表明するもので、夫ウィリアム王子の弟ヘンリー王子の妻メーガン妃や、エリザベス女王、チャールズ皇太子の妻カミラ夫人も、戦争関連の記念式典でよくつけている。
※一説には、第一次世界大戦が終わったあと、ヨーロッパにある戦没者の墓地や戦争で荒らされた土地にたくさんの赤いポピーが咲きほこったことから、「真っ赤なポピー=新たな始まり」の象徴となったと言われている。
また、今年のイースター(復活祭)の礼拝では、ミドルトン家(※)の家紋に描かれている「オークの葉」と「どんぐり」がモチーフになったブローチをチョイス。このブローチはキャサリン妃自身を象徴するものということもあり、かなり愛用している。
※キャサリン妃が結婚する前の本名はケイト・ミドルトン。
意味を知ると見方が変わるキャサリン妃のブローチコレクション。ちなみに、キャサリン妃に限らずエリザベス女王をはじめとする英王室の女性は、より存在感があってメッセージ性が高いブローチを、コーディネートのポイントとして好んでつける傾向にある。(フロントロウ編集部)