オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』に登場した青年の歌声が、人々の心を揺さぶっている。(フロントロウ編集部)

 アメリカで大人気のオーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』では、様々な才能をもった人々が毎回登場。その最新シーズンが今年も放送をスタートさせ、初回エピソードから、会場をスタンディングオベーションさせる大物が現れた。

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 白い杖を持ち、母親に付き添われて舞台に登場したのは、コーディ・リー。22歳のコーディは、目が見えず、自閉症。しかし、幼いころから音楽の才能に溢れていたと、コーディの母は舞台で話した。

 母や司会者の質問に、少し時間がかかりながらも受け答えしたコーディ。そんな彼がピアノに手をかけて歌い始めると…。

 表情が一変し、深みのある歌声でレオン・ラッセルの代表作「ソング・フォー・ユー」を熱唱しはじめたコーディ。表情から声色まで先ほどとはガラリと変わったコーディのパフォーマンスに魂を揺さぶられた観客は、まずはあっけに取られ、その後、涙ながらにスタンディングオベーションでコーディを絶賛。審査員のガブリエル・ユニオンやジュリアン・ハフも思わず涙を浮かべた。

 審査員としてコメントを求められたジュリアンだけれど、涙で声が詰まってしまい黙ってしまう場面も。しかし、「ただ言いたいのは、あなたの声を聴いて、あなたの心を感じたわ。そしてそれは美しかった」と、音楽で自分を表現するコーディを称えた。また、人気審査員のサイモンは、まずコーディと彼を育てた母の絆に敬意を払い、「この瞬間を、これからの人生で忘れることはないだろう」と、これまで数々の才能を目撃してきた彼でさえ感銘を受けた様子で話した。

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 最後にガブリエルは、「私は新しい審査員で、じつは新米ママでもあるの」と、2018年11月に子供を産んだばかりの母親として話し始めた。「子育ては、人生で1番大変で、1番やりがいのある仕事。子供には月でも星でも虹でもあげたいよね」と、同じ母として、障がいのある息子の才能をサポートし続けたコーディの母を称賛。「今夜は、私があなたに特別なものを贈りたいわ」と、手を伸ばした先には、番組の「特別システム」を発動させるゴールデンブザーが。

 『アメリカズ・ゴット・タレント』の特徴のひとつであるゴールデンブザーは、才能溢れる参加者を一気に準々決勝まで進ませることのできるボタン。しかし何度も使えるわけではなく、各審査員と司会者が、1シーズンでたった1回しか使えないもの。

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 そんな貴重なボタンが、シーズンの第1回目で使われることは、すごく稀なこと。才能が認められた証といえるゴールデンブザーの発動に、コーディの家族も大号泣。コーディが次にその歌声を披露するのは、全米に生放送される『アメリカズ・ゴット・タレント』の準々決勝となる。(フロントロウ編集部)

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