ウォーターパークで電気ショック
『ジュラシック・ワールド』や『ザ・シンプソンズ』のアトラクションや、『ハリー・ポッター』の世界観が楽しめるウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターのエリアなどが有名な、フロリダ州オーランドのユニバーサル・スタジオが運営するウォーターパークが一時閉園に追い込まれた。
ボルケーノ・ベイと呼ばれるウォーターパークで、現地時間6月2日の日曜日の夕方、地元の救急隊に医療措置を求める救急電話がかかった。ウォータースライドや波のプールなどがあるウォーターパークから、4人の来場者が病院に運ばれた。
病院に搬送されたうちのひとりであるウォーターパークで働く従業員の女性は、上司からクラカタウ・アクア・コースター近くで電線がショートしたことを聞かされ、それが原因で脚がしびれる可能性があると言われたという。実際に、複数の従業員は体から何かが放射されるような感覚があったと地元紙のOrlando Sentinelに話している。
また同紙は、パーク内を歩き回っていた時に足元を電撃が走るような感覚があったという来場客の証言も掲載。
この事態を受けて、電気ショックの原因と思われるコースターは10分間運転を停止。その後ウォーターパーク全体を営業中止にした。
事件翌日、ボルケーノ・ベイの広報は、通常より早めに閉園した理由を「技術的な問題が起きた」とFox Newsを通して発表。詳細は明かさなかったものの、病院に運ばれた患者はその日のうちに処置を受けて帰宅したことを明かし、現在は通常営業を再開していると報告した。(フロントロウ編集部)