アソコを掃除機で吸わないで
「女性のみなさん…、生理を早く終わらせようとして掃除機を使うのをやめてください。血だけじゃなくて多くのものを吸い取ることになってしまいますよ!今週だけで2件もこのような事例があったことを女性たちが認めています。お願いだから…やめてください」
そうツイートしたのは、@OdesseyT99というアカウントを持つ米シアトル在住の看護師。

この看護師が働いている病院で、その月の生理が終わりかけているときに、子宮に残った血を掃除機で吸い取ろうとして来院したケースが1週間に2件もあったことを報告。
こういった行為に手を出している女性たちは、生理が終わりかけているときに掃除機で血を吸い出せば残った血を早く排泄できるため生理が早く終わる、と考えているよう。
女性たちの行為を明かした看護師は、「個人差はあるけれど生理には一定量の出血があって、掃除機はその流れを一気に1000倍も増やしてしまいます。そんなことをしたら、あなたの体はその速さに合わせられないし、突然血を失うことでショック状態を引き起こします」「これは事実です。掃除機で血が流れるペースが1000倍速くなることを想像してみてください。(病院に搬送された)女性たちは死ななくて本当に幸運だった」と、その危険性を訴えた。
それでも信じられないユーザーに対して、「本当にそうなんです…。私も看護師をしていなかったら信じないと思います」と返信し、注意を促した。

米産婦人科のWalk In GYN Careの医師によると、こうしたケースは珍しいとはいえ、似たような出来事は確かに起きていると米Cosmopolitanに説明。そのうえで、局部に掃除機を当てて無理やり出血を止めようとすると、膣壁や子宮壁が破れ、出血し、穴をあけ、感染病にかかる場合があり、かえって出血量が増える可能性もあると話した。
やっかいな生理を早く終わらせたい気持ちもわかるが、生殖にかかわる体の自然現象だからこそ、無理なことはせず自然の流れに任せるよう医師たちも強く勧めている。(フロントロウ編集部)