アメリカで発表された論文が、「寝落ち」による体重増加を指摘した。(フロントロウ編集部)

 疲れて帰った夜や、夜更かしした夜、テレビや電気をつけたまま「寝落ち」してしまう人も多いのでは?

 しかし最後の気力を振り絞ってでも、電気だけは消したほうがいいかもしれない。

画像1: 「寝落ち」は太る!アメリカの論文が発表

 アメリカの国立環境健康科学研究所が、過去5年以上で4万人以上の女性を対象に行なった調査で、人工的な光を浴びたまま寝ていた人は、肥満になる傾向が高いことが分かった。

 調査によると、寝室を暗くして寝ていた人に対して、部屋の電気をつけたまま寝たり、部屋にあるテレビをつけたまま寝たりする人は、体重が5kg以上増える傾向が17%高かった。

 また、光を浴びて寝ていた人では、標準体重から体重超過になる傾向が22%、また、それまで肥満でなかった人が肥満になる傾向が33%も高いことも今回の研究でわかった。

画像2: 「寝落ち」は太る!アメリカの論文が発表

 英The Telegraphの取材に対し、イギリスのサリー大学教授マルコム・フォン・シャンツは、遅い時間に光を浴びることは体内時計や代謝を狂わせることはことは明らかだとし、「この調査結果は生物学的にも理にかなっている」とコメントした。

 この結果を発表した論文のリーダーであるデール・サンドラーは、男性においても同じような結果になるだろうと、米USA Todayに話した。(フロントロウ編集部) 

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