球団24年目にして初めてNBAで優勝したトロント・ラプターズ。チームの大ファンであるラッパーのドレイクが、そんな歴史的な試合への出入り禁止を告げられていたことがわかった。(フロントロウ編集部)

世紀の一戦で「出禁」に

 NBAファイナル2019の決勝戦で、ゴールデンステート・ウォリアーズと対戦した、ファイナル初出場のトロント・ラプターズ。第6戦を114対110でラプターズが制し、球団設立24年目にして初めてNBAで優勝した。

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 そんな歴史的瞬間を誰よりも楽しみにしていたのが、トロントを拠点とするラプターズの大・大・大ファンのドレイク。ラプターズと同じトロント出身のドレイクは、今期絶好調のラプターズを応援するためコートサイドで試合を観戦している姿が頻繁に目撃されていた。

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 そんなドレイクだけにチームにとって記念すべき決勝戦は絶対に見逃せないはずなのだが、なんとNBAから直々にこの試合への出入り禁止を命じられていたことを本人がインスタグラムで明かした。

 ドレイクは2013年からラプターズのグローバルアンバサダーを務めているが、ドレイクのコートサイドでのマナー違反は以前から問題になっており、白熱した試合では怒りや喜びを体現するあまり、行き過ぎた言動が見られることもしばしば。

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 相手選手ともみ合いになったり、相手コーチを怒鳴りつけたりする言動については、同じチームのファンからも非難されており、先シーズンからドレイクの観戦マナーを見直す要望がNBAに寄せられていた。

 それでもドレイクの熱意に溢れた表現は収まることなく、今期はラプターズのヘッドコーチであるニック・ナースの肩を揉むという規定違反を犯して大バッシングされた。

 こうしたことからドレイクがコートサイドにいることを望まない声が寄せられ、NBAはただでさえ混乱を起こしかねない決勝戦でドレイクを出禁にした。

 実際にNBA側が懸念していたように、優勝が決まった瞬間は会場が地鳴りするほど歓声があがり、ドレイクも一緒に観戦したトロントのジュラシックパークという広場では、ラプターズの優勝を祝福するファンで溢れかえった。

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 そんな試合が終わった後にインスタグラムでライブ配信したドレイクは、「親切に試合に来ないでほしいと頼まれたんだ。安全のためにって。でもNBAの意見を尊重する」と話して試合を欠席した理由を明かすと、なんと勝利のプレゼントとして新曲をリリースすることを発表。

 「明日2曲リリースする」と報告したドレイクは、チームを祝福する投稿をするとともに、現地時間15日に「Omerta」と、リック・ロスとのコラボ曲「Money In the Grave」のカバー画像を公開した。

 ちなみにドレイク、新曲をリリースすることを報告したくだりで、「あと指輪もデザインしてる」と、ジュエリーデザイナーとしてのプロジェクトが始動していることをさらりと明かした。(フロントロウ編集部)

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