“見られたくない写真”を自分で公開したワケ
ディズニー・チャンネルのドラマ『シェキラ!』で大ブレイクした女優のベラ・ソーンが、不正な方法で入手した自身のヌード写真を「流出させる」と脅してきたハッカーへの対抗措置として、自らの手でそのヌード写真をツイッターで公開した。
ベラが投稿した上のツイートに添付された3枚の画像のうち、1枚はハッカーに宛てた長文メッセージで、2枚はベラのトップレス写真を含むハッカーとのメールのやりとりを撮影したキャプチャー画像だった。
メッセージの全文はコチラ。
「みんなもう知ってるかもしれないけど、昨日、ハッキングの被害にあった。自分で撮影したヌード写真を理由にこの24時間ずっと脅され続けてる。気持ちが悪いし、誰かに監視されてる気分。まるで自分の中にある大切な何かを奪われたみたい。(あのヌード写真は)ある大切な人にだけ見て欲しくて撮影したものだった。
私を脅したハッカーは、ほかのセレブのヌード写真も私に送りつけてきた。私だけでなく、ほかの人の写真も同じように流出させるつもりよ。
今回、私が自分で自分のヌード写真を公開することにしたのは、流出させられたのではなく、私が自分の決断で公開したことにするため。あなたにはもう何も奪わせない。自分で自分のパワーを取り戻したから、今夜はよく眠れそうよ。
というわけで、ハッカーが「流出させる」と脅してきた“写真”をどうぞ。別の言い方をすると、これが私の“おっぱい”よ。
マジでふざけんな。自分が書いた本の出版を祝うはずだったのに、アンタのせいでこの24時間ずっと泣いてる。ちなみに、FBIに通報したからそのうちアンタの自宅に捜査官が来るはずよ。せいぜい気をつけることね」
ネットの世界では一度流出してしまったら後の祭り。あっという間に拡散され、削除してもすぐに別の誰かによって再びアップされ、2度と消えることはない。
これまでにも数多くのセレブがヌード写真流出の被害にあってきたが、被害者としてただ泣き寝入りすることが許せなかったベラは、逆に自分の手で写真を公開することで、ハッキングをした人物が“写真を流出させた”という優越感に浸ることを阻止。
“この写真は自分の意志で公開したもの”という力強いメッセージを発信するとともに、プライバシーを侵害されて傷ついた本心を露わにしたツイートには、現在17万件以上の「いいね」がついている。(フロントロウ編集部)