2000年公開の『グラディエーター』でアカデミー主演男優賞を受賞し、映画『レ・ミゼラブル』のジャベール役などで知られる俳優のラッセル・クロウといえば、6歳の頃からドラマなどに出演に出演するベテラン俳優。
そんな大御所のラッセルが、俳優としては後輩にあたる11歳年下のレオナルド・ディカプリオから、酒に酔った勢いであるとんでもないものを購入していたことが判明した。
人気ラジオ番組『TheHoward Stern Show(ザ・ハワード・スターン・ショー)』に出演したラッセルは、レオナルドの自宅に招かれたときのエピソードを紹介。
楽しかった酒の席でウォッカなどをしこたま飲んでいたというラッセルに、「じつは、僕こんなものを持っているんですけど、また新しい同じような物がマーケットに出回るようなので、そちらを買いたくて…だからこっちは売ってしまおうと思っているんです」とレオナルドが見せてきたのは、なんと恐竜の頭蓋骨。
かなり酔いが回って上機嫌だったこともあり、いとも簡単にレオナルドの巧みな口車にのせられてしまったラッセルは、「じゃあ、俺が買うよ」とあっさり購入を決意してしまったという。
自身の子供たちを喜ばせようと思って購入を決めたラッセルだが、その値段は、普通ならば、子供へのプレゼントに支払うような金額ではなかった。
「いくら払えばいい? 」と尋ねたラッセルに、レオナルドは「僕が買ったのと同じ値段でいいです。たしか3万ドルか3万5千ドルだったかな」と衝撃の提案。
後に引けなくなったラッセルは結局、日本円にして約375万円を支払い、レオナルドから恐竜の頭蓋骨を譲り受けたという。
今から約10年ほど前に遡る、このレオナルドとのエピソードについて、「当時は、長男がちょうど恐竜にハマっててね。『子供の遊び部屋に置いたらちょうどいいや! 』と思って買ったんだけど…」と振り返ったラッセル。
しかし、結局、子供たちが大きくなってからは不要になってしまったようで、2012年まで連れ添った前妻で女優のダニエル・スペンサーとの離婚をネタにしたオークションに例の恐竜の頭蓋骨を出品。
オークションサイトには、このアイテムがラッセルがレオナルドから購入した値段の倍近い6万5千ドル(約700万円)という値で売却されたとの記載があり、ラッセルは、なかなかの儲けを手にしたことが明らかになっている。
当時、ラッセルに不要なアイテムを売りつけることができて「しめしめ…」と思っていた可能性が高いレオナルドだが、結局得をしたのはラッセルだった。(フロントロウ編集部)