先日シンガーのカミラ・カベロと2度目のコラボを果たし、楽曲「Señorita(セニョリータ)」をリリースしたショーン・メンデス。数々のヒット曲を持ち、今年10月には横浜アリーナでの来日公演を控え、人気ブランドのカルバン・クラインの広告モデルを務めるなど、高い人気を集めるショーンだけれど、彼にも心が折れそうになった経験があるという。
先日ショーンはインスタグラムを更新。15歳当時、自身がシンガーになる夢を追っていた過去をこう振り返った。
「いま、9年生だった頃の自分を思い出してる。2014年に初めてYouTubeにカバーの動画を投稿した次の日のこと。廊下を歩いていた僕は、先輩のグループが『ショーン、歌えよ!僕のために歌ってみろよ』って叫ぶのを聞いた。これ以上ないくらいに最悪な気分だった。冗談かと思うくらい。僕がやっていたことがばかげていて、間違っていると思わせるようなできごとだった」
ショーンはインスタグラムにて、シンガーという夢を叶えるための一歩を踏み出した途端、学校内で心無い言葉を浴びせられた過去を告白。そんなつらい状況を彼はどう乗り越えたのか。ショーンはこう続けた。
「でも僕はラッキーだった。これ以上望めないくらいに素晴らしい友達と両親に恵まれていたから。どんなときでも、ほかの誰かがばかげていると思ったからという理由で、僕が愛しているものをやめさせることは絶対にしなかった。人が愛するなにかを間違っていると錯覚させるなんて、笑えないよね。どんな人でも生きているって実感ができるなにかをする権利がある。これを書いているのは、ほかの誰かの発言で自分の心のままに生きることを怖がった15歳の子どものためだけでなく、同じように感じている50歳の人にもいえること。僕はこれが簡単だって言っているわけではないんだ。一夜にして世界を変えろなんてことも言ってない。けど、これだけは言っておきたい。君が何歳になっても、誰であっても、生まれがどこであっても、心に従う価値がある。僕はここで、君のことを応援しているよ」
周りに後ろ指を指されても、決してあきらめず、自分の可能性を信じて夢を追い続けたショーン。歌手として成功するために闘う覚悟を持ち続け夢を叶えたショーンは、自分の気持ちを信じることがいかに大切であるかを伝えた。
そんなショーンの力強いメッセージに、先日コラボ楽曲「Señorita」をリリースしたカミラが反応。「これって美しい」とコメントし、さらにワン・ダイレクションのナイル・ホーランも「共感するよ。最終的に笑ったのは僕たちだね」と書き込んでいる。(フロントロウ編集部)